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二子玉川ライズ菜園広場で地元園児が大根堀り 自然・食育学習と地域交流で

学生サポーターと大根堀りをする様子

学生サポーターと大根堀りをする様子

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 二子玉川ライズS.C.テラスマーケット(世田谷区玉川1)の屋上菜園広場で12月14日、東京都市大学二子幼稚園の園児たちが初めての大根堀りを行った。

大根が掘れた時の様子

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 同広場は340平方メートルの広さがあり、多摩川流域の農耕文化を保全・継承するために地域が育んできた野菜や果実を栽培できる「地域参加型」の場所。野菜を育てる楽しみ、収穫して食べる楽しみを通じて、生産者と消費者の関係を体験しながら食材の大切さを学習できる環境の提供を目指し開設された。

 同園の実習は9月下旬に開始。これまでは「次大夫堀公園民家園」(喜多見5)で大根堀り実習を行っていたが、徒歩で約10分の近場で収穫を行えるようになったという。同所での初の収穫となる今回、同所で栽培されている「宮重大根」「聖護院大根」「大蔵大根」のうち「宮重大根」を収穫した。

 収穫に参加した年長組の園児69人は、教員4人のほか幼大連携の「学生サポーター(ボランティア)」である同大人間科学部の3人と一緒に来場。大根の大きさや重さを体感しながら歓声を上げた。収穫した大根はそれぞれが自宅に持ち帰った。

 同園の重永睦夫園長は「日本人の味覚をしっかり守ること。花から育てる喜び、収穫の喜び、食べる喜びを通し、食のプロセスを幼稚園の時から学んでほしい」と話す。「今後は、ジャガイモやサツマイモなども収穫できるように利用していきたい」とも。

 同屋上庭園の開放時間は7時~21時。菜園広場は一般開放していない。

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