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婦人服ブランド「ドゥクラッセ」が「部ランチ」推進 部門間のランチ交流会を補助

12月24日のランチの様子

12月24日のランチの様子

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 用賀に本社とコールセンターを置くミドルエージ世代向けの服製造販売ブランド「DoCLASSE(ドゥクラッセ)」(世田谷区用賀4)は1月4日、部門間の交流会を昼に開催する「部ランチ」を推進する「シャッフル5(ファイブ)Lunch制度」を開始した。

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 「部ランチ」とは、子育て女性の増加やワークライフバランスの浸透に伴い導入企業が増えている、ランチタイムを活用した企業の社内懇親会を意味する。2007年に米国大手アパレル通販日本支社長を務めた林恵子社長が創業した同社は、40~50代向けレディースとメンズ服ブランド「DoCLASSE(ドゥクラッセ)」と外反母趾(ぼし)にも対応した靴ブランド「fitfit(フィットフィット)」を扱っており、現在本社と配送センター、コールセンターや各店舗合わせて503人が働く。そのうち約9割が女性で、これまでにも「夜に開かれる宴会などへの参加が難しい」という主婦スタッフの声に応え、社長を交えた交流ランチを月に1度の頻度で取り組んできた。

 同社が実施する新制度は、普段接する機会の少ない他部門との交流や情報交換の場を設けることにより、職場環境の改善と新たなアイデアの創出や「ビジネスSeeds」発掘を目的とし、さらなる社内制度の充実化を図る。

 具体的には、本社(用賀)勤務の従業員のうち異なる5部門の5人以上が一緒にランチを取った場合に、会社が一定の補助金(幹事=1,000円、参加者=500円)を支給する。同補助金を活用したランチは1人当たり年5回まで。

 昨年12月24日には地元のレストラン&バー「BULL'S GARDEN(ブルズガーデン)」(用賀4)に「子育て中のパパママ」が9部署から11人集まり、同制度を活用した「部ランチ」を試験的に実施。育児休暇からの復帰直後や同年内で出産休暇に入る予定の女性なども参加し、それぞれ会話に花を咲かせた。

 幹事を務めたクリエイティブ部の小野砂織さんは、同制度について「これが夜なら参加できない人も出たが、昼の時間帯にやってもらえるのがありがたい」と話し、「雑談しながら仕事以外の話でも交流でき、社内の横のつながりが作れるのがうれしい」と喜ぶ。今後の課題として、「5部署が1人ずつ集まっても5人なので大人数になりやすく、お店探しの必要があるかも」とも。

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