高島屋南館裏の陶器店「KOHORO（コホロ）」（世田谷区玉川3、TEL 03-5717-9401）で4月20日から、器作家・水垣千悦さんの作品展が開催される。

企画展が開かれるKOHOROの店内

　2005年に民家の1階部分を改装してオープンした同店。器のほか、かご、鉄瓶、箒（ほうき）、布巾などの生活雑貨を取りそろえる。商品は、現代作家のものから民芸まで「実際に生活に使ってもらえる飽きのこないもの」が中心で、陶器そのものと美しさはもちろん、料理などを盛りつけたときにおいしそうに見えるものを選んでいるという。扱うのは、大分・日田の小鹿田（おんた）焼、沖縄・読谷市の読谷村（よみたんそん）焼など。

　1カ月に1回のペースで10日間ほど開催する企画展もオープン以来の恒例イベント。通常営業期間中に取り扱う20人程度の作家の中から依頼し開催する。今回の企画展は、水垣千悦さんで、白磁のほか、染め付け、三島などを取りそろえる。染め付けの模様には、「寿」などの文字や、中国で幸福の象徴とされるコウモリなどを描く。皿、わん、つぼ、花器、ぐい飲みなど約400点を展示。作品は全て販売も行い、20日～22日は水垣さんも在廊する。

　「企画展では作家の世界観が出る作品が店内に並ぶ。商品を見比べたり、通常営業時とは違った店内の雰囲気も楽しんでもらえたりすれば」とスタッフの恩田さん。

　営業時間は11時～19時。今月29日まで。