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桜新町サザエさん通りに洋菓子「ビガロー」-細部まで「フランス」演出

オーナーの石井亮さん・めぐみさん夫妻

オーナーの石井亮さん・めぐみさん夫妻

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 桜新町のサザエさん通りに5月18日、フランス洋菓子店「Patisserie BIGARREAUX(パティスリービガロー)」(世田谷区桜新町1、TEL 03-6804-4184)がオープンした。

店内の様子

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 オーナーの石井亮さんは田園調布「レピドール」で修業の後、渡欧。ルクセンブルクやフランスなどで修業を重ね、帰国後再び同店でシェフパティシエを10年間務め、独立開業にこぎ着けた。

 東京洋菓子協会連合会と東京洋菓子協会が主催する「ジャパンケーキショー」で2013年に金賞を受賞するなどこれまでにも数々の受賞歴を持つ石井さん。「複雑な素材の組み合わせよりもシンプルでおいしいものを」と材料には特にこだわり、パイ生地やフィナンシェには「カルピス発酵バター」と、「VIRON(ヴィロン)社」の小麦粉を100パーセント使う。同製品を使用することで「パイ生地は香ばしく、サクサクな食感」になるという。ケーキは「ミルフィーユ」(480円)やムースで作られた「ル・プレジール」(520円)など常時15種類ほどを、クッキー(各500円)などの焼き菓子のほか、栗とチョコレートのしっとりしたパウンドケーキの生地をサブレでできた「型」に入れて焼いた同店オリジナルの「テリーヌ」(1,500円)を並べる。

 店名の「BIGARREAUX(ビガロー)」はフランス語で「サクランボ」の一種を意味する。桜新町の「桜」にかけ、「街に溶け込めるように」との願いを込めた。店舗面積8.5坪の店内は「フランスから取り寄せたもの」で統一。夫婦一緒に現地で探し出合ったという「こだわりのタイル」を床に使い、店内ディスプレーイメージの核に据えた。また、パリの地下鉄の駅で実際に使われている「メトロタイル」を壁に使用。数年前からイメージを重ね探し求めてきたというアンティークのレジ台や焼き菓子を並べる棚には、パリの蚤の市で買い付けてきたという雑貨を装飾に用いた。持ち帰り用の紙袋の持ち手はトリコロールの3色を使うなど、細部にこだわり「フランス」を演出している。

 石井さんは「日々、自分たちのできることを精いっぱいに丁寧に続けていくことが一番大切だと思っている。地域の方をはじめ足を運んでくださるお客さまに求められるお菓子を作っていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は9時~19時。水曜定休。

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