見る・遊ぶ 買う 暮らす・働く

成城・東宝スタジオに高さ11メートル「ゴジラ」巨大壁画-生誕60周年記念で

俳優の宝田明さんと監督のギャレス・エドワーズさん(「ゴジラ」巨大壁画前、5日15時除幕式)

俳優の宝田明さんと監督のギャレス・エドワーズさん(「ゴジラ」巨大壁画前、5日15時除幕式)

  • 0

  •  

 世田谷区成城の東宝スタジオ(世田谷区成城1)メーンゲート近くの壁面に6月5日、高さ11メートルに及ぶ映画「ゴジラ」の巨大壁画がお目見えした。

落成式で「ゴジラ」について語り合う、宝田明さんとギャレス・エドワーズ監督ら(5日15時)

[広告]

 同スタジオは1932(昭和7)年創立の写真化学研究所が前身で、敷地の名称は「東宝撮影所」から「東宝スタジオ」と改称され現在に至る。敷地面積は約2万4000坪で、撮影スタジオとしては日本一。敷地内には、同時録音に対応した10の撮影用ステージ、撮影用プール、2つのポストプロダクションセンター、スタッフルーム・キャストルーム・会議室・作品倉庫・レストランなどを備える。

 創設以来、同スタジオで「七人の侍」をはじめとする黒澤明監督のほとんどの作品、「ゴジラ」「モスラ」(本多猪四郎監督)をはじめとする怪獣映画シリーズ、「ハワイ・マレー沖海戦」(山本嘉次郎監督)、「青い山脈」(今井正監督)といった日本映画を代表する名作が生み出されてきた。最近では、「ザ・マジックアワー」(三谷幸喜監督)、「容疑者Xの献身」(西谷弘監督)、「20世紀少年」(堤幸彦監督)、「おとうと」(山田洋次監督)、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(本広克行監督)、「THE LAST MESSAGE 海猿」(羽住英一郎監督)などがある。

 すでに同敷地内の第8スタジオには映画「七人の侍」の壁面があるが、今回新たにお目見えした壁画はメーンゲート横の第5ステージの西壁面で、バス通りからもよく見える場所。近隣住民の間ではすでに話題になっていた。製作期間3カ月、総工費約800万円をかけて造られた同壁画は、高さ11メートル、横11メートルに及ぶ。モデルとなったゴジラの造形は「ゴジラVSスペースゴジラ」(1994年)。

 同壁画は1954(昭和29)年に誕生し、これまでに国内で計28作品が作られた「ゴジラ」の生誕60周年記念プロジェクトの一環として制作。2004年の「ゴジラFINAL WARS」以来の同シリーズ最新作、ハリウッド版「GODZILLA」が7月25日に国内で公開されるタイミングに合わせ、落成式を実施し披露した。

 落成式には第1作で主演した俳優の宝田明さんと、ハリウッド版最新作監督のギャレス・エドワーズさんが登場し、制作者の塙雅夫さんとともに「ゴジラ復活!」の掛け声で除幕。その後の記者会見で2人は「時を超えて受け継がれるゴジラ」への思いについてそれぞれ語ったほか、最新作についてのエピソードなども明かされた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース