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伊佐ホームズが「世田谷児童絵画コンクール」作品募集-地域の魅力を発信

伊佐ホームズ・伊佐裕社長(本社モデルハウス内「濡(ぬ)れ縁」にて)

伊佐ホームズ・伊佐裕社長(本社モデルハウス内「濡(ぬ)れ縁」にて)

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 世田谷・瀬田に本社を置く住宅会社「伊佐ホームズ」(世田谷区瀬田2、TEL 03-3708-3313)は現在、区内に在住または通学児童対象の「世田谷児童絵画コンクール」の作品募集を行っている。

伊佐ホームズ瀬田本社入り口

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 同区立瀬田小学校前に本社社屋兼モデルハウスを置く同社は1988(昭和63)年の設立以来、世田谷区や目黒区をはじめとする城南地区を中心に、約550棟の注文住宅を手掛けてきた。伊佐裕社長(64)は「日本で最も文化度が高いといわれるこの地で、世の中の最先端で活躍している人々の生活スタイルや美意識と、つばぜり合いの勝負をしたいと思った」と同所を創業の地に選んだ理由を明かす。

 同コンクールの創設は伊佐さんの「長年の願い」。福岡市在住だった小学校3年生の時、キャンバスに描く油絵から「それまでのどんな遊びからも感じたことのない自由を知った」という伊佐さん。その直後、動物園で開かれたスケッチ大会で入賞した経験がその後の人生の自信となり、絵を描くことが「自分の安定した支え」となった。「物事を俯瞰(ふかん)して見る」ことや「美への探究」の姿勢が、現在の家づくりという仕事につながっていると話す。

 「絵には人生の大切な要素や多彩な可能性が広がっている」と伊佐さん。少年時代に自然界に存在する美しい色や形を追い求めた風景は、懐かしい思い出であると同時に「新しいもの」をじっくりと花開かせる「原風景」であるという思いから、コンクールの作品テーマに「ぼくの町、私の好きな場所」を掲げた。

 審査委員に東京藝術大学の坂口寛敏教授、世田谷美術館学芸員の高橋直裕さん、長谷川町子美術館の川口淳二館長ら6人を迎え、入賞者(全36人)への賞品には「世田谷美術館『友の会』一般会員」「天体望遠鏡」(=最優秀賞)、「油絵具セット」「キッザニア東京商品券」(=優秀賞)のほか、「長谷川町子美術館フリーパス」(=長谷川町子賞)、「ミナペルホネン生地張りスツール」(=皆川明賞)、「ディズニーランド ギフトパスポート」(=伊佐ホームズ賞)などを用意した。最優秀賞作品は「芸術新潮」と同社刊「伊佐通信」第4号の表紙に掲載される。

 「一枚の絵(ポスター)が世界を変える力を持つということを伝えたい」と伊佐さん。「自分の町を歩くことで世田谷の魅力を再発見し、絵に描いて全国へ発信することで地域発展につながれば」と応募を呼び掛ける。

 募集作品のサイズは「八つ切り」(27センチ×38センチ)で画用紙。画材は自由。入賞作品は10月11日~27日に「伊佐ホームズギャラリー櫟(くぬぎ)」(目黒区東が丘)内で展示する。募集は9月17日まで。問い合わせや応募方法は同社ホームページへ。

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