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二子玉川の保育園でアートプログラム 屋内の壁に季節を表現

「季節の壁」ライブペイント中の田中健太郎さん

「季節の壁」ライブペイント中の田中健太郎さん

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 二子玉川の認可外保育園「ロハスキッズ・センター クローバー」で1月16日、アートプログラム「季節の壁『冬』」が行われた。

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 同園は、2004年9月に設立し、今年で13年目となる認可外保育園。株式会社Kleurが運営する。「地域で育つ。社会で学ぶ。」をテーマにごみ拾いなどの地域活動や二子玉川の自然を体験する外遊び、芸術を楽しむアートプログラムなど様々な取り組みを行う。

 「季節の壁」は、昨年春から始まったアートプログラム。「春」「夏」「秋」「冬」の四季の移り変わりを色を通して感じることで、子どもたちの心の豊かさを育み、場作りの楽しさを学ぶことを目的とする。

 園長の中田綾さんは、「二子玉川の街は自然が豊かで、水辺もあるので季節の変化がわかりやすい。日常的に季節とつなげた保育のプログラムを実施していたが、室内でも季節を感じることができないか、子どもたちと季節や自然を表現できないかと思い、『季節の壁』のプログラムを作った」と話す。

 同プログラムでは、子どもたちが色を学びながら季節の色を選ぶ「色ワークショップ」、同園の壁にペイントする「壁塗りワークショップ」、子どもたちが塗った壁にプロのアーティストが季節を表現する「ライブペイント」で構成される。ペイントには、有害物質や臭いのないベンジャミンムーアの塗料を使用することで、同園内での生活に影響することはないという。

 「季節の壁『冬』」では、イラストレーターの田中健太郎さんが子どもたちが塗った冬の壁に対して、子どもたちの反応を感じながら、ライブペイントが行われた。

 中田さんは「子どもたちが十分に遊んで、季節を体験しないと実現しないプログラム。人間形成において、日常的な生活面で見る力や考える力など基盤を作ることがとても大事。その基盤を作りながら、アートプログラムなど特別なことを組み込んで、教育プログラム化していくのが保育園としてやっている意味がある」と、保育への思いを話した。

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