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成城の老舗カフェ「ブールマン」、店主交代で夏の新コーヒースイーツ

「カフェグラニータ&アイスクリーム」(コーヒーのかき氷)

「カフェグラニータ&アイスクリーム」(コーヒーのかき氷)

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 成城学園駅北口商店街にある老舗喫茶店「Cafe Beulmans(カフェブールマン)」(成城6、TEL 03-3484-0047)が新店主を迎え、コーヒーに特化した夏のスイーツ各種の提供を始めた。

夜の部(Bar Time)の店内の様子

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 成城周辺に住む映画監督、俳優、画家や作家などに愛され30年間営業を続けてきた同店。昨年、閉店の意志を明かした先代店主に対し、常連客らから存続への強い要望の声が上がり、当時一級建築士として会社勤めをしていた吉岡さんが紹介を受け同店を引き継いだ。今年3月、先代の下で数カ月にわたる修業を終え、店を新生オープンした。

 店内の歴史を感じさせる内装やオールドビーンズ(熟成豆)コーヒー約10種、フレーバーティーやチャイに加え毎日手作りするチーズケーキ数種などの味はそのままに、「新生カフェブールマンとして進化し続けて行きたい」と意気込みを話す吉岡さん。新メニュー「夏のスイーツ」各種はその試みの一つで、いずれもコーヒーに特化し同店のブレンドコーヒーを濃縮抽出して作る。コーヒーのかき氷「カフェ・グラニータ&アイスクリーム」、「珈琲ゼリー&アイスクリーム」(以上600円)などカラメルのような独特の甘味と苦味で「大人向け」に仕上げた。成城在住の「マダムピーチ」手製の「スパイスシフォンケーキ」(400円~)も新登場。

 20時からの「Bar Time」には、ビール、ワイン(以上700円~)、シングルモルトウイスキー(900円~)、バーボン、ラム(以上800円~)などの各種アルコールとスナック(350円~)も提供。吉岡さんが「つまみに一押し」と話す同店前の精肉店「成城suzumasa」の「手作りソーセージ」(680円)は、出合った際「ありえないおいしさ、と叫んだ」という一品。「成城という街で営業する老舗ならではの難しさと同時に、商店街での触れ合いで人と人とのつながりを再発見している」と吉岡さん。今後は近隣の大学など「学生とのコンビネーションも大切にしていきたい」とも。

 音響装置を凝らした同店、8月5日にはアイリッシュハープとアコースティックギターを奏でるデュオ「tico moon」による演奏会を開催する。開場は19時半で1ドリンク付き3,000円。

 営業時間はカフェタイム=12時30分~17時30分時、バータイム=20時~23時(以上ラストオーダー)。火曜定休。

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