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二子玉川ライズで地域連携イベント「タマリバーズ」

タマリバーズvol.6 『タマゾニア』 (提供:多摩美術大学 撮影:芳賀元昌)

タマリバーズvol.6 『タマゾニア』 (提供:多摩美術大学 撮影:芳賀元昌)

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 二子玉川ライズ ガレリア(世田谷区玉川2)で1月28日・29日、地域連携アートイベント「タマリバーズvol.6 『タマゾニア』」が開催される。主催は二子玉川ライズと多摩美術大学。

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 同イベントは、「美術大学のある街」として「アートによる二子玉川の地域づくり」を目指し、2011年の二子玉川ライズの開業に伴い、同施設と同大造形表現学部が共同で制作してきたイベントシリーズ。今年度は、多摩美術大学が設けるPBL(Project Based Learning)科目の産学協同研究授業として、東急電鉄、東急エージェンシーなどの企業とも連携。同大演劇舞踊デザイン学科と統合デザイン学科の学生たちが「新しい街ににぎわいをもたらす仕掛けづくり」をテーマに、企画立案や制作、演出、広報活動、公演を手掛ける。

 内容は、多摩川に生息する外来種の魚たちが作り上げた国「タマゾニア」を舞台に同大生らが扮(ふん)する外来魚によるダンスを中心とした大型パフォーマンスや、「グッピー」「レッドテイルキャット」「ピラニア」「ネオンテトラ」の4つのブースで、注文式の小演劇など観客とパフォーマーがコミュニケーションの取れるさまざまなパフォーマンスを用意。

 総合ディレクターの橋本真優さんは「『縁日の屋台』のテーマから、ブースの一つ一つが民族の集落といったイメージで考えていたが、多摩川がタマゾン川と呼ばれていることを知ったのがきっかけで、外来魚たちが作る国『タマゾニア』が誕生した」とタマゾニア誕生の舞台裏を話し、「造形物と身体を使ったパフォーマンスをするので、美術大学ならではパフォーマンスを見てほしい。日常の中で非日常を体験する機会にしていただければ」とも。

 総合演出の奥萌さんは「今回は国ということで、私たちは別の民族として皆さんをお迎えする。フラッとプチ旅行にきた気分で楽しんでいただければ」と話し、広報ディレクターの松村はるかさんは「ロゴは川の波紋をイメージしている。ポスターについて、いい意味で学生のエネルギッシュな部分、タマゾニアの強烈なイメージが表現できたので、パワフルな感じを見ていただければ」と話す。同大統合デザイン学科研究室の米山貴久教授は「今まで学生有志で実施していたのが、今回は授業として行うことになった。演劇舞踊や劇場美術、デザインの異なる学問を勉強する学生80人が融合しあって作る出し物を見てほしい」と話す。

 開催時間は1月28日17時~と29日14時~・17時~。1回の公演時間は60分。同大演劇舞踊デザイン学科学生らによる「オペラ魔笛」を題材とした習作展「オペラ魔笛より衣装展」と「舞台と映画の習作」(1月24日~29日)も同時開催。

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