上祖師谷の宍戸園（世田谷区上祖師谷4、TEL 03-3307-5154）が現在、同園で採蜜された蜂蜜「成城ハニー」を期間限定で販売している。

　300年以上前から上祖師谷で農業を営む同園。養蜂は6年前、12代目の宍戸達也さんが自然農法で栽培しているブルーベリーの受粉用にミツバチを飼ったことがきっかけで始めた。

　飼育するミツバチは約40万匹。ミツバチの死骸は農園の草花の肥料となり、これにより成育した草花からミツバチは蜜を採る。自然のサイクルを生かした農法を採用。「ミツバチは行動範囲（半径約2キロ圏内）に生育している草花から蜜を採ってくる。宍戸園に住むミツバチたちは、園内のたくさんのブルーベリーやかんきつ系の花はもちろん、成城や祖師谷に咲く桜の花からも蜜を集めて運んできている」という。「4月に咲いた桜の花からミツバチが蜜を採り、採蜜した蜂蜜が『成城ハニー』。これを食べると夏が近いというように季節のサイクルを感じてほしい」とも。

　商品は、「桜ハチミツ」（160グラム＝1,260円、200グラム＝1,470円）、「百花ハチミツ」（160グラム＝1,050円、200グラム＝1,260円）のほか、「関東では珍しい」というミツバチの巣板ごと食べる「巣板ハチミツ」（5,250円）も「人気」だという。

　営業時間は9時～18時。6月11日・12日、玉川高島屋S･C西館アレーナホールで開催されるグリーンマーケットにも出店を予定する。