二子玉川ライズ ガレリア(世田谷区玉川2)で12月21日、「聖ドミニコ学園」(岡本1)の学生や保護者が通りすがりを装いパフォーマンスを繰り広げる「フラッシュモブ」を行った。
同学園は1954(昭和29)年に目黒区駒場で設立され、1962(昭和37)年に現在地へ移転した。カトリックの修道会が母体で、「音楽と共にある」ことが特色のひとつ。「最近急速な発展を遂げ変化しつつある世田谷・岡本エリア」の地域コミュニティーと共にキリストの降臨祭であるクリスマスを祝うことで「地域との絆を強め、また聖ドミニコの教えによる、お互いを認め合い対話を重んじる姿勢で心からの世界平和を願うメッセージを発信したい」(聖ドミニコ学園後援会フラッシュモブ実行委員会)と考え、今回のパフォーマンスを企画したという。
同学園後援会の主導で有志を募り、幼稚園から高校までの子どもたち、管弦楽部、音楽部、聖歌隊、保護者ら約150人が参加。校内体育館で練習を重ね、本番に臨んだ。昨年同学園内で「フラッシュモブ」を披露したところ好評を得たことから、今回行うことに決めたという。
同イベントは同学園の中学高等学校の管弦学部の学生8人による演奏からスタート。その後、保護者や同学園の小学生らが演奏者の前に集まり、ジョン・レノンの「Happy Xmas」を歌った。最後は出演者全員で「Happy Christmas!」と声をそろえた。
宮城千鶴子学園長は「普段は学園全体でのイベントは無いため、このイベントをきっかけに幼稚園から中学、高校の子どもたち、そして保護者を含む『ドミニコファミリー』が、年の壁を越えてさらに絆が深まれば」と話す。