複合商業施設「二子玉川ライズS.C.」(世田谷区玉川2、TEL 03-3709-9109)が1月2日、初売りを行い、10万9000人が来館した。
昨年4月に新商業施設「テラスマーケット」を開業した同施設の初売りは今年で5回目。今年は「テラスマーケット」「タウンフロント」「リバーフロント」「ステーションマーケット」の4館で、2日から営業を開始。初日は全69店が4070個の福袋を用意し、324円から2万円を中心とした価格帯で販売した。
初日の総入館者数は10万9000人で、昨年に比べ12.5%増、総売り上げは30%増。同S.C.マネジメントオフィスは「館内でも人気のショップについては昨年以上に人気が集中し、整理券が早々に配布終了し、長蛇の並び列となった」と話す。また、今年の初売りについて「これまで定番として販売していた店舗のいくつかが販売を中止、規模を縮小した店舗があり、初売りからセールだけでなく通常のプロパー商品の販売獲得を目指す姿勢も見られた」と明かした。今年は昨年より17%増の2100人の並び列が発生したが、館・フロア別に整列をすることで待ち列解消を「早期に対応できた」と話す。また、昨年オープンした「テラスマーケット」では、オープンモールのため、各店舗に並ぶ形をとり、「大きな混乱もなくスムーズな開業ができた」と話した。
同S.C.隣西側に位置する「FUTAKOTAMAGAWA rise Dogwood Plaza」でも2日から初売りを行った。22店舗が1300個の福袋を用意し、5,000円から1万円の価格帯で販売した。運営会社のナトー・コーポレーションによると、初日の総入館者数は5万8000人で昨年対比3%増、総売り上げは6%増。開業前の待ち列は昨年より20%増の500人。「昨年に比べ、お客さまの出足も早く、福袋を複数点お求めの方も目につき、各店完売も非常に早かった」と同社営業担当者は話す。
駅前通り向かいの「玉川高島屋S・C」(玉川3)も2日から初売りを行った。福袋の価格帯は710円から100万円。同施設を運営する東神開発の玉川事業部宣伝グループによると、2日・3日を合計した総入館者数は昨年比4.1%増となった。例年人気となる「茅乃舎」や「MARKS&WEB」、「ジェラートピケ」などの福袋は、「8時30分からの整理券配布に備えて早く来店されたお客さまも多く見受けられた。その他の店舗も売り上げは好調」と明かし、「事前に福袋の内容についてのお問い合わせも多く、より内容を吟味し、お目当ての物をお求めになる傾向が多かった」と話す。