桜新町の「さくらしんまち保育園」(世田谷区桜新町2)の給食のレシピ本「さくらしんまち保育園の給食レシピ」が7月1日、メディアファクトリー(渋谷区)から発売された。
実際に同園に子どもを通わせているママ編集者が、「通っているうちに娘の頑固な偏食が改善した」という実体験をきっかけに、「子どもの偏食に悩むママたちに伝えたい」と、同園からレシピ、栄養計算、調理方法に関する情報を提供してもらい制作した。
同書では、偏食克服のための5つの法則や、野菜・肉・魚など素材別のレシピ92種を、家庭で作りやすい分量で紹介。バイキング形式にして自分で選ぶ体験や、見た目をかわいく、自分で作る、風味付けのポイントや、食感をよくするつけだれやとろみの活用、など、「子どもが楽しく食べるためのメソッド」を提供する。
厚生労働省の2005年度乳幼児栄養調査によると、「子どもの食事で困っていること」について、「偏食」を挙げる母親の割合は34%で、20年前の統計と比べると2倍近くに増えているという。
同園の伊藤園長は「子どもに無理やり嫌いなものを食べさせても、かえって避けるようになってしまうこともある。食べ物への興味をもたせることが一番。どうすれば食に関心を持ってくれるか?(本には)そのノウハウをまとめた。お子さんの偏食解消の一助になれば」と話す。
96ページオールカラーで、価格は1,260円。大手書店で販売している。