「世田谷246ハーフマラソン」が11月9日に開催される。主催は世田谷246ハーフマラソン実行委員会。
今年で20回目を迎える同大会は、国道246号をメインに多摩川沿いや住宅街をランナーが走り抜ける世田谷区の初冬の一大スポーツイベント。同実行委員会によると、目的は世田谷区のブランド向上で、スポーツ振興と区民の健康増進を推進するとともに「スポーツの世田谷」の魅力をアピールする。
今年のテーマは「さあ、はしろう、にいよんろく」。世田谷区スポーツ振興財団管理課事業・地域パラスポーツ担当の吾妻龍冬さんは「20周年という節目がゴールではなく、これからも10年20年と発展しながら開催し続けるつもりでテーマを決めた」と話す。
当日招待したゲストランナーは、入船敏さん、川嶋伸次さん、神野大地さん、堀尾謙介さん、加納由理さん、荻原歩美さん、阿利美咲さん。川嶋さんは元オリンピック日本代表選手で、入船さんと加納さんは元世界陸上日本代表選手。世界の舞台で活躍してきたトップアスリートの走りを間近で感じながら、一緒に汗を流すことができるという。
21.0975キロを走る「ハーフマラソンコース」は、駒沢オリンピック公園陸上競技場をスタートし、駒沢公園通り、国道246号、二子玉川、多摩堤通り、吉沢橋、砧本村、世田谷区・狛江市境付近、多摩川サイクリングコース、二子玉川緑地運動場、兵庫橋、多摩堤通り、目黒通り、駒八通りを経由して、駒沢オリンピック公園陸上競技場にゴールする。8時30分スタート。荒天中止。駒沢オリンピック公園陸上競技場には無料観覧席を用意する。今年は定員を1800人から2000人に増員したほか、共生社会の実現を目指し「障害者ランナー」の部を設けた。いずれも参加賞はオリジナルTシャツ。部門別1位から3位のランナーにメダルと賞状を、部門別4位から6位入賞者に賞状を、それぞれ進呈する。
コロナ禍で生まれた新たな種目で駒沢陸上競技場トラックを走る「タイムトライアル」は「800メートル」「1600メートル」と幼児を対象とした「24.6m走」のほか今年は「5000メートル」も用意する。参加賞としてハンドタオルを進呈する。
駒沢公園中央広場では、「246スポーツフェスタ」を同時開催。地方物産や飲食物など世田谷とゆかりがある商品を販売するブースが出店する「模擬店・物産展」をはじめ、サッカー、ラグビー、パルクール、パラスポーツなどのスポーツ体験を用意するほか、「それいけ!アンパンマンショー」も開催する。