多摩美術大学上野毛キャンパス(世田谷区上野毛3)で9月23日、「第1回産廃サミット」が開催される。主催は同大とナカダイ(品川区)で、同校の産学共同プロジェクトの一環。
産廃中間処理業者であるナカダイには、毎日大量に産業廃棄物が運び込まれる。使い終わって捨てられたゴミだけではなく、海外からのワンウェー容器や工場で発生する端物、在庫処分品などさまざま。それらを分別・解体することで、普段目にすることのない素材がたくさん生まれている。同社は、それらを廃棄物ではなく素材として注目し「ナカダイマテリアル」として管理・販売するリテールマーケティングビジネスを手掛けているという。
当日は、そうした考え方に共感したデザイナー30組、多摩美術大学生20組が「産業廃棄物」を素材としたプロダクトを出展する。併せて、「ナカダイマテリアル(産業廃棄物)」10トンも展示。マテリアルをレーザーカッターで自由に加工できるワークショップ(当日参加自由)も行う。
場所は演劇スタジオ・中庭。開催時間は13時~17時。入場無料。