玉川高島屋南館裏の「麺屋みちしるべ」(世田谷区玉川3、TEL 03-3700-1830)がオープンして1カ月がたった。
店舗面積は13坪、席数はカウンター席8席と4人掛けのボックス席1卓。テーブルの奥行きを取り、隣の席との間隔も広めにすることで「ゆっくりとラーメンを味わう雰囲気」に仕上げた。メーンターゲットを30~40代としたことから、BGMも1990年代を中心にセレクト。子ども用椅子を用意するほか、カウンター席の椅子は可動式でベビーカーや車いすでの来店にも対応する。
店主の原正純さん(33)は、11年間勤めたラーメン店を昨年5月に退職し、12月5日に同店を開いた。開業に際しては、メニュー構成などで前職のラーメン店からサポートを受けた。以前の職場で共に働いていたスタッフを合わせ4人体制で切り盛りする。
食の安全・安心にこだわり、化学調味料を使わず、「厳選した」国産食材で作る豚骨、鶏ガラ、香味野菜等を加えてたき上げた動物系スープに、煮干しベースの魚介を足したダブルスープは、現在のところ1日200食分しか作れない。「三河屋」製のコシのある太麺を使った「つけ麺」(700円~)、「中華そば」(680円~)をメーンに提供する。麺の後には魚介スープを足し「割スープ」も用意。他に「チャーシュー丼」(300円)なども。2月からは少量のスープに具を絡めた「まぜそば」をメニューに加える。
「ラーメン店も接客業」と話す原さん。開店してからの1カ月、できる限り「お客さまの顔を見て話しかけるようにしている」。調理場内でも、スタッフの慌ただしい動きで店内のゆったりとした雰囲気を損なうことが無いように、と気を配る。
営業時間は、月曜~土曜=11時~14時30分・17時30分~翌1時、日曜・祝日=11時~22時30分。月曜定休。