都立砧公園(世田谷区砧公園1)内の桜が開花し、現在四分咲きのソメイヨシノが週末以降に見頃を迎えそうだ。
ファミリーパーク内の「ハナモモ」-昨年植樹され同地初の開花となる(4月4日午後)
39万平方メートル以上の広大な園内には、公園東側(世田谷美術館、アスレチック広場)と西側(ファミリーパーク)に約930本の桜の木がある。1941(昭和16)年の開園時からの古木も多く、毎年桜の開花時期には花見の人々でにぎわう。
砧公園サービスセンターによると、ピーク時には毎年平均して1日5万人の人出があるという。4月5日現在四分咲きで、同センタースタッフは「週末は五~六分咲きで、見頃は週末以降になるのでは」と話す。
同園で見られる桜の種類は野生種で「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」「カスミザクラ」「マメザクラ」、園芸品種で「ソメイヨシノ(染井吉野)」「シダレザクラ(枝垂桜)」「カンザン(関山)」「フゲンゾウ(普賢象)」。
今週末に見頃を楽しめそうなのは、公園西側バードサンクチュアリの「菜の花」と「水仙」。公園ボランティアにより手入れされている。ほかに、園内を流れる谷戸川のつり橋近くの「ハナモモ」。昨年植樹され、今年初めて同地での開花となる。白と紅白咲き分け(霜降り模様)の3本がある。