世田谷・瀬田交差点近くの靴修理・製作店「Canteen(キャンティーン)瀬田店」(世田谷区瀬田2)が7月22日に閉店する。今後は用賀店(用賀4、TEL 03-3707-6965)を本店として営業する。
イギリスの専門学校で4年半靴製作を学んだ店主の海老根努さんが2005年に開店した同店。海老根さんは帰国後に「若者も買える価格の靴」をコンセプトにした自身のブランド「EVINE(エヴァイン)」を立ち上げ、製作した作品を大手百貨店などへ卸していた。自宅近くに開業した同店では靴のほか、かばん、アクセサリーなどの革製品を扱い、修理・リメークにも対応。2009年には用賀駅近くに2店舗目を開店。革製品の修理と鍵の製作を中心に営業してきた。
閉店は、スタッフの退職に伴う人手不足などから。「創業の地である瀬田店に対する思いと長く付き合いのある地域のお客さんへの感謝の気持ちは深い」と話す海老根さん。今後は、現在用賀店を切り盛りしている店長の石田さんと2人体制で、「個人商店」ならではの「きめの細かいサービス」の提供を続ける。他店で「パーツが無い」と修理を断られたオーダーなどにも対応してきた同店。石田さんも「これからも地域密着でお客さまと相談しながら物作りをしたい。とにかく気軽に足を運んでください」と続ける。
用賀新本店の営業時間は10時~20時。靴修理はサイズ調整などが800円~、かばん修理はファスナー交換4,200円~、鍵の製作は500円~、その他製作やリメークは応相談。