アウトドア専門店「スノーピーク二子玉川店」(世田谷区瀬田2、TEL 03-6805-7796)が3月12日より、東日本大地震を受けて、テント、マット、寝袋などの災害援助物資の提供を募っている。提供された災害援助物資は同社本社(新潟県三条市)に集められ宮城県北部の被災地へ届けられる。
2007年の新潟中越地震の際、同社では同様の災害支援活動を実施。今回は、本社と直営店6店舗で「既に使わなくなって物置や押し入れの隅で眠っているテント、シュラフ、マットがあれば提供してほしい」と呼びかけた。
二子玉川店では20人から約50点の支援物資が集まった。「提供いただいた物資の中には新品に近い状態のものもあり、提供者には1人で来た高校生もいた」と久保大輔店長。援助物資の受け付けシートには「被災者の方への応援メッセージ」欄も用意。「東京から応援しています」「You will never walk alone」「暖かくなってください」などのメッセージが寄せられているという。
被災地では、ボランティアセンターと連携して各避難所へ支援物資を供給し、可能な限りテントの設営までを行う予定。同社本社には、18日の時点で、範囲を絞ってきめ細かく支援するうえでは十分過ぎる物資が寄せられた。いったん受け付けを中断しているが、実際に被災地へ赴き現地のニーズをくみ取りながら、必要となる物資について支援の呼びかけを再度行う予定。