世田谷の成城ホール(世田谷区成城6)で12月2日、「せいじょう地域文化祭」が開催される。主催は青少年成城地区委員会(TEL 03-3482-1348)。
2000年から始まり、今年で13回目を数える同文化祭。成城ホールの舞台を借り切って小学生から高校生まで25団体がステージ発表会を行うほか、中高生の美術作品を展示し、小さな子ども向けのキッズコーナーや模擬店も出店する。もともと大きな寺社仏閣がなく祭りが少なかった成城地区。地域の子どもたちの活動を発表する場をつくろうと、砧中学校を借りて同文化祭が企画されたのが始まり。数年前に会場を街の中心にある同ホールに移してから、より多くの注目を浴びるようになり、毎年3000人が訪れる。
同文化祭の最大の特徴は、青少年成城地区委員会の委員と近隣中学生の実行委員会メンバーが、企画から準備、文化祭の運営までを共に行っている点。当日の舞台の裏方や、模擬店で販売するフランクフルトやおからガトーショコラ、磯辺焼きなどのメニュー考案も中学生メンバーが担当した。キッズコーナーでは、きらきらバッジや割り箸鉄砲づくりを中学生メンバーが子どもたちに伝授する(10時30分、13時の2回)。
当日はのべ150人の中学生ボランティアが参加する。今年は砧総合支所の2階部分も開放して、同支所の健康づくり課が、せたがやの野菜を使ったカレーの試食会(11時30分、13時30分の2回)を開く。
「子どもたちの頑張っている姿をぜひ見に来てほしい」と同文化祭実行委員長の坂出雅海さん。「新しい機会や場所を与えられると子どもは違う活躍をする。学校という枠の中とは違う輝き方をしている子どもたちを温かく見守ってほしい」と話す。
開催時間は10時30分~15時。入場無料。