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桜新町に沖縄発・自然食品スーパー1号店-沖縄と西日本直産物中心に

オープニングセレモニーで「エイサー」

オープニングセレモニーで「エイサー」

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 桜新町の駅前通りに1月23日、「ナチュラルフーズマーケット-cocohana-心花」(桜新町1、TEL 03-5426-5088)がオープンした。

開店前の朝礼であいさつをする坂本勇一郎社長

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 同店は、20年前から沖縄で有機栽培に取り組む生産者団体「真南風(まはえ)」(本社=沖縄県那覇市)の直営1号店。同社はこれまで、国内産素材や無農薬・無添加農産物優先など「食の安全・安心・おいしい」にこだわった「5つの約束」を掲げ、会員制宅配サービスの「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」や生協などへ、八重山産パイナップル、沖縄産トロピカルフルーツ、冬春季果菜類「沖縄産こだわり農産物」を卸してきた。

 初の直売店を経営することで、取引先の同県内農家の販路安定を図り、消費者からの情報を身近に得るのが狙い。「5年後には関東を中心に10店舗まで拡大し、全店で売り上げ100億円を目指す」(森田与志男同店長)。

 新店舗は2階建てで、1階に売り場、2階に事務所とイベントルームを構える。売り場面積は約260平方メートル。店内では、沖縄全島の約100の有機栽培農家をはじめとする主に西日本からの産直野菜・果物、魚類(60%築地市場、40%漁港からの直仕入れ)、肉類(産地指定で牧場や加工会社からの直仕入れ)のほか、乳製品、加工品など2000~3000種類を取りそろえた。店内商品全体の15%を農産物が占め、うち3割ほどが沖縄県産青果。「将来的には同県産の畜産物や水産物も販売し、全体の半分を同県産品で占めたい」と森田店長。同店ではほかに同店の基準を満たした食材で作られた総菜・弁当なども販売している。

 「社長と構想を練り始めて丸2年、ついに実現した」と開店の喜びを話す森田店長。1号店出店場所に桜新町を選んだ理由は「当社商品の購入が最も多く、子育て世代の在住が多いこと」。「食材を通じて、作る人、売る人、食べる人全員が喜び合える家族同様の関係をお客さまと築く」ために、今後、月に3回ほど2階イベントルームで有料の食育講座を開くほか、講座のない日は収容人員約50人の同室を休憩所として無料開放し、同店で購入した食品の食事も可能なスペースにする予定。

 開店当日はオープニングセレモニーに同社の坂本勇一郎社長の「太鼓仲間」という女性グループ3人による「エイサー」踊りが披露された。10時の開店と同時に多くの来店があり、店内の試食コーナーには人だかりも。中町在住で今朝の新聞折り込みチラシを見て来たという新井さんは「これからは散歩のたびに立ち寄ります」と話していた。

 営業時間は10時~20時。駐車場は隣接のコインパーキングに32台分。

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