世田谷砧に認可外・都市型保育園-就労スタイルに合わせた料金見積もりも

姉妹園の様子

姉妹園の様子

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 世田谷の砧(世田谷区砧2、TEL 0120-8989-08)に建設中の新築賃貸マンションに3月18日、約80坪の保育ルームを完備した都市型保育園「ポポラー」がオープンする。

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 運営はタスク・フォース(大阪市北区)。全国に認可外保育所を展開するほか、ベビーシッター業、事業所内保育所など、子育ての総合サービスを提供している。今春で運営する認可外保育所は52園となり、直営で全国展開している企業では、最大規模。

 同社は1989年創業。大阪北区で保育サービス業として、ベビーシッター事業を開始後、1992年に託児所事業に参入した。「当時、認可保育所では一時保育や0歳児の託児、土曜日託児などを行っていない園が多く、働くお母さんのニーズに追いついていなかった。ベビーシッター業務を通じて得たお母さんたちの声をもとに、質のよい園を集合保育の形で提供したいと考えた」と、同社企画開発本部部長の安福まさみさん。しかし、補助金で運営されている「認可保育所」には設置基準などに縛りが多く、あえて補助金に頼らない「認可外」を選択したという。

 同社が運営する保育所の代名詞ともなっている「都市型保育園」は、オリジナルの呼称。早朝出勤、残業、フレックスや自宅勤務など、都市部に住む母親のさまざまな就労スタイルにマッチした保育サービスを提供する意味で付けた。そのため、月決め保育の料金体系も子どもの年齢、利用期間、時間帯、曜日、日数など細かなパターンに対応しており、仕事や都合に合わせたコース設定を見積もる仕組み。コースは月ごとに変更することもできるほか、一時保育も1時間以上、10分単位での利用が可能と、フレキシブルなサービスを提供する。

 「全国展開をしているので、転勤などで移動先の姉妹園に通われるケースもある。場所によって先生の質が違うようではいけない」と安福さん。経験だけでなく、人物重視の採用基準を明かす。「明るく元気に、という第一印象も大切」と話す。保育士の平均年齢が20代後半というのも認可保育所の違いの一つに挙げられるが、各園にキッチンを併設し、普段子どもと接するスタッフが手作りの給食を作り、保育メニューも日替わりで、偏りのないプログラムを用意しているのも特徴だ。「自ら動ける自立した子どもたちを育てるためには、一人で最後まで挑戦させたり、勝ち負けをつけたりすることもある。英才教育ではなく、人としての基礎力をつけることができるように、プログラムや環境を整えている」と保育方針について説明する。

 待機児童数が2012年度800人近くを数え、過去最高となった世田谷区での開所とあって、すでに多くの問い合わせが寄せられている。

 開園時間は7時30分~21時。日曜・祝日は休園。一時保育利用料金は1時間あたり、0歳児1,140円、1~2歳児1,020円、3歳児以上900円。そのほかに諸費用が別途かかる。

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