二子玉川駅を中心としたエリア一帯で今週末、2つのアートイベント「二子玉川アートデポ」(11月2日・3日)「二子玉川商店街 青空アート&マート大山みち2013」(3日)が開かれる。
二子玉川ライズ ガレリアで開かれる「二子玉川ART DEPOT(アートデポ)」(10時~17時)を主催するのは「二子玉川ビエンナーレ実行委員会」。同会代表を務めるのは保育スペース「ロハスキッズ・センター クローバー」(玉川1)の中田綾園長。初開催は昨年10月で、来場者数は約2万6000人。「1年おきに開催する美術展覧会」となる同イベント、今年は「未完の魅力」をテーマに「前夜祭」のような位置付けで開く。
放送作家・倉本美津留さんによる参加型アート「『明日のカルタ』 巨大カルタ大会」(3日)、水墨画家・土屋秋恆(しゅうこう)さんによるライブペインティング(3日)、料理家・黄川田としえさんによる親子で参加できる「自分で調合!オリジナルふりかけを作り」(2日)やWHYTROPHY(ワイトロフィー)による「リボンのくんしょうロゼット」(3日)などのワークショップのほか、映画上映会&トークショー「ウォールフラワー」(2日)や「移動プラネタリウムの投影会」(3日)など盛りだくさんな内容。
中田さんは「『アート』を軸に、地域社会とのつながりが子どもたちの身体と心の引き出しの豊かさにつながってほしい」と開催への思いを話す。
二子玉川駅の西側エリア、二子玉川商店街では3日、「商店街の路上で楽しむ、アートとカフェ」をテーマに「二子玉川商店街青空アート&マート大山みち2013」を開催する(11時~15時30分)。同商店街の路上や商店の軒先で、二子玉川に縁のあるアーティストが作品発表・パフォーマンスを行い、子どもが参加できる路上落書きや、川崎市高津区側と協力した大山街道にちなんだ展示なども実施する。「アートと商店が一体となって商店街の通りを彩る」同催しは、今回で7回を数え、昨年同時期には約8000人が来場した。
街に定着しつつある同イベント、今回からは「『商店街から街へ』を意識し取り組む」(同商店街振興組合)。地域の小学生スポーツグループの保護者らによる「青空カフェ」の初出店など、地域の人々が「エンドユーザー」から「ファーストクリエーター」として参加する展開も見られる。当日はPASMOやSuicaなどのICカードを使用した「タッチdeクイズラリー」を実施し、来街者の二子玉川駅から同商店街までのエリア全体の回遊を促す。
両イベントの詳細については、各サイトで確認できる。