玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)の本館地下1階に11月16日、北海道最北の島・礼文島の海産物店「島の人」(TEL 03-6411-7150)がオープンした。
北海道加工「生干し昆布干物 にしん・数の子付き」(1個590円)
同店は同島最北端スコトン岬にある「島の人 礼文島本店」などを運営する「レブニーズ」(北海道札幌市)の直営店。2011年7月開店の「新千歳空港店」に続き3店舗目となる。
同島周辺は、南からは暖かい対馬海流、北から冷たいリマン海流が流れ込むため、豊富な海の幸が育つ「最北の漁場」として知られる。同社は同島の自社工場で、利尻昆布や島雲丹(ウニ)、ボタンエビ、天然アワビ、サケ、ホッケなど同島を中心とした北海道の海産物を加工・製造して販売している。
二子玉川への出店について「日本全国から人や物が集まる東京で、私たちのコンテンツがどれほど通用するのかチャレンジしたい」と、同社プロモーション事業部の横井亜紀さん。店舗面積約3.5坪の店内は、木材をベースに石材も取り入れ「温かみがあり、かつ、日本らしいスタイリッシュ」な内装。
商品は、同島の前浜で捕れた旬の海産物「島雲丹 生エゾバフンウニ」(90グラム、2,990円~)、「昆布だしいくら」(70グラム、1,050円~)、干物各種(「生干し昆布干物 にしん・数の子入り」(590円~)のほか、利尻昆布を使った調味料「北海道加工 利尻昆布塩」(110グラム、525円~)や「礼文だし」(500ミリリットル、735円~)などを取りそろえ、ギフトにも対応する。現在、全て同島の食材を使って作る「海鮮おせち 礼文島の四季」(「うすゆき」1万2,990円~、全4種)の予約を店頭で受付中(12月20日まで)。
開店から1週間、客が途切れることなく訪れる。「一番人気」はサケの中骨まで煮込んだ「サーモン昆布重ね巻」(1,260円~)。横井さんは「ただ商品を販売するだけでなく、島の背景や物語もお伝えしながら、皆さまの食の豊かさに貢献できたら」と話す。
営業時間は10時~21時。