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「ニコタマインターナショナルスクール」、クラウドファンディングで資金調達

開所に向けて実施した「クリーニング・イベント」の様子・右から2人目が田中美咲校長(12月7日10時)

開所に向けて実施した「クリーニング・イベント」の様子・右から2人目が田中美咲校長(12月7日10時)

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 0から6歳向けの教室開所の必要経費をクラウドファンディングで募集していた「NICOTAMA INTERNATIONAL SCHOOL(NIS)」が12月3日、目標額を達成し来年1月の開所が決定した。

ボランティアによるNISキャンパス開所のための掃除イベントの様子

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 NISは8月29日に行った二子玉川ライズ・オフィス棟内(世田谷区玉川2)「カタリストBA」のオープニングセレモニーを皮切りに、9月9日から11月末までの毎週火曜に二子玉川商店街内のレンタルスペース「フタコのへや(二子玉川部屋)」(玉川3)でオープンキャンパス・学校説明会を実施。計36組の親子が来場した。

 「世界どこでも活躍できる自由で心豊かな子どもを育てるだけでなく、子どもを中心としてその周りの大人たちも一緒に成長することができるクリエーティブな街づくりの仕組みをつくる」(ファウンダー兼校長の田中美咲さん)ことを学校の教育理念に掲げる同校。姉妹校「湘南インターナショナルスクール(SIS)」の教育メソッドを活用した「0-6歳のDay Care、生涯教育のプラットフォーム作り」を目指す。5年後までには「Parents」(0~12歳の保護者教育プログラム)、「grade school」(6~12歳教育プログラム)のほか、「Lifelong Kindergarten」など、一般向けの生涯教育プログラムなどの設置を見据えている。

 今年12月の開所を目指し、拠点となる「キャンバス」(教室)の場所を探す中で「子どもの教育のために場所を使ってほしい」という希望を持っていた家主と出会い意気投合。川崎市高津区の二子神社近くの住宅街にあるマンション1階に開所を決めた。施設面積は約30平方メートル。

 「保育サービスを一方的に提供するのではなく、同じ『チーム』として中長期的な視点で運営に参加していただく家庭との出会いを望んでいる」と田中さん。11月4日に教室の設備改装費用50万円をインターネット上のクラウドファンディングサービス「FAAVO東京23区」で募集を始めたところ、2日後の11月6日に50%、12月3日に100%を達成した。

 資金の募集締め切りは12月15日で、12月7日現在の達成率は109%。支援者は38人を数える。支援者はスタッフの友人や関係者が多いが、同校の学校説明会参加者らからの「寄付」もあったという。

 同校の開所は1月9日に決定したが、「まだ入学生が決まっていない状態。引き続き入学希望者を募集している」と田中さん。通りに面した大きな窓のある同教室の様子を通りがかりに見て「いいなと関心を持っていただけたら。出会いをゆっくりと探したい」と話す。「メーンの教室は二子新地となったが、これからも川を挟んで『フタコのへや』をはじめとする二子玉川もキャンパスとしてイベントなどを開いていく」とも。

 同校の第1期生(1月9日入学)の募集締め切りは12月10日。

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