世田谷・瀬田の環八通り沿い「833ビルディング」(世田谷区瀬田4)1階にあるギャラリー&共有スペース「SALAD BOWL(サラダボウル)」(TEL 03-6411-7522)で5月15日から、ドローイング展「Urbansketching with Coffee People/コーヒーピープルとアーバンスケッチ」が開かれる。
同ギャラリーは、同ビル2階に入居するデザイン事務所「LABORATORIAN(ラボラトリアン)」が企画と管理・運営を行う。「アメリカの多民族カルチャーを表す『サラダボウル』という言葉が持つ、それぞれの『得意』を集め、そこで新しい文化を築いていくという意味を込めて命名した」と話す代表の本田吉昌さん。月に1回ほどのペースで写真展やブックフェアー、イベントやワークショップを通じて「新しいことを学び、独自の表現を楽しみ、そして共有するスペース」と話す。
今回開催するのは、米国のカリフォルニア州立大学ロングビーチ校でアートとイラストレーションを専攻・卒業し、同地での7年間にわたる制作活動を終え帰国したMariya Suzukiさんの作品展。電車、カフェ、街など、日常で気になった風景の瞬間をその場で切り取る「アーバンスケッチ」という手法で独自の世界観を描く。
同展では、Suzukiさんにとって「生活の一部」であるコーヒーをテーマに、人物や風景、物、文字の作品を展示する。作品は平面画だけでなく、カフェで購入したコーヒーの紙カップにその場で飲みながら1~3時間ほどで仕上げたものも並べる。
会期中には、自らハンドドリップで入れたコーヒーを無料で提供し、「1杯のコーヒーを出す間に生まれる関係を楽しみにしている」とSuzukiさん。また、在廊中は「似顔絵サービス」(1枚1,000円)を実施する予定。
「一般的にイメージされる敷居の高い画廊ではないこの場所で、日常をテーマにした作品を展示している。気軽に見に来ていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~20時。レセプションパーティーを5月16日17時~20時に開く。入場無料。21日まで。