桜新町駅前通りと国道246号線を結ぶ新町1丁目交差点近くにあるかき氷専門店「雪うさぎ」(世田谷区駒沢3、TEL 03-3410-7007)が5月27日より、「赤バラのフロマージュ」味を数量限定で提供する。
昨年6月に開店した同店。使用する氷は全て日光の天然氷で「蔵元 松月氷室」より仕入れている。自然の寒さで凍らせた氷は、昔から採氷の名産地だった日光の山々からの伏流水を引き込んだ採氷池で3週間ほどの時間をかけてじっくり凍らせ、その間表面に積もる雪などを手で取り除く伝統的な手法で作られている。ミネラルが多く含まれ、ほんのりとした甘みと透明度に定評があるという。
約20坪の店内外に約30席を用意する。ビル1階で駐車場横にあり、デッキなどを設置し出入りがしやすい開放的な造りに仕上げた。「近隣の方々、通り掛かりの方がお散歩ついでに家族で気軽に立ち寄れるよう心掛けた」と店主の小澤聰さんが話す通り、平日は近隣在住の子連れの母親たち、休日は家族連れで多くにぎわう。
開店1周年を迎え、今後について「仕入れ量に限りがある、希少な天然氷だけでなく、純氷などを使用して『商品力』でも勝負に出たい」と小澤さん。「かき氷ブーム」の後押しも受けて、昨年1年で同店の認知度が高まり、「来店客のニーズが増えたことにきちんと応えたい」と話す。
メニューは現在のところ約25種。最近の「一番人気」には「苺(いちご)のフロマージュ(苺ミルク&マスカルポーネチーズ)」(800円)を挙げるほか、開店以来同店の「顔」として知られ「定番の人気」である「かぼちゃキャラメル」(700円)、「ずんだ&クリームチーズ(枝豆のクリームあん&クリームチーズ)」(800円)などが好評。ほかに子ども(小学生以下)向け「街の氷屋さん」(4種、各200円)も。
これまでにも旬に合わせた商品を企画してきた同店。今季は島根県大田市にある「奥出雲薔薇(ばら)園」のオリジナル品種「さ姫」を使用した「赤バラのフロマージュ」(900円)を期間限定で提供する。同バラは「独特な芳香性と深紅の色、花弁の肉厚さが特徴」の食用品種で、提供は5月~11月。同バラの花びらをふんだんに使用したジュレとマスカルポーネを何層にも絡ませ仕上げた。「古来よりアンチエイジング作用があるといわれ、多くの女性に癒やしなどのストレス緩和やその美を保つ素材として使われてきたバラの、口の中でふわっと広がる香りを楽しんでいただければ」と小澤さん。
営業時間は11時30分~23時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。「赤バラのフロマージュ」は素材が無くなり次第終了。