成城学園前駅近くの砧総合支所(成城6)で1月30日、「世田谷子育てメッセ」が開かれる。
同イベントは今年で14回目。世田谷区内で子育て支援活動を行っている非営利団体が地域に活動を発信し、子育て中の家庭や子育て活動団体と交流する機会を通してつながりづくりを支援するための交流会「子ども・子育てつなぐプロジェクト」の一貫として行う。今年は区内で活動する非営利グループ約60団体が参加。来場者は毎年、約2,000人。
多くの子育て家庭にとって身近なところにある支援活動を知り、つながるきっかけを提供するとともに、来場者自身が「自分も何かを発信しよう」と新たな活動が生まれ、発展していく機会をつくり「地域の子育て力の向上」を目的とする。
昨年度から同イベント参加団体同士が主体的に企画・運営を行えるよう実行委員会を設立。今年も同委員会で企画を進め、交流会や会議の場で、企画に関するアイデアを出し合い、当日の各ブースの調整や開会・閉会宣言の進行などの協力も行うという。
参加団体は「知る・学ぶ」「元気になる」「親子の集まり」「文化・アート」「ひろば」「そだてる」「相談・支援」の7カテゴリーに分かれブースを出展。それぞれ活動紹介や展示、相談などを行う。例年、整理券が発行されるほどの「絵本・ベビー用品交換会」をはじめ、「余った野菜でおやつづくり」などさまざまなミニイベントやワークショップも開催予定。「例年に比べ、『ママたちによる吹奏楽演奏』などの音楽系ミニイベントや、おもちゃ・ぬいぐるみを作る工作系ワークショップが多い」と世田谷区の子ども家庭課子育て支援担当の青木さんは話す。
アンケートも実施し、「どのようなブースを訪れたか」や「こんなことあったらいいな」「子育てメッセの感想」などの設問を用意。集まったアンケート結果を基に、来場者や参加団体のニーズを来年度以降に反映させる予定という。
青木さんは「世田谷区には、子ども・子育ての支援活動を行っている団体が数多くある。その団体の活動や思いを来場者に届け、その活動に参加してもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は10時30分~15時。入場無料。