二子玉川ライズ(世田谷区玉川2)オフィス棟8階の「カタリストBA」で3月27日、二子玉川100年懇話会「ちょいまち会」が活動発表会を行う。
「ちょいまち会(ちょっとたまがわの街でよいことしてみる会)」は、二子玉川駅周辺・半径約1キロ圏内の地元町会である玉川町会が中心となり立ち上げた「100年先を見据えたまちづくり」を考えるための会「二子玉川100年懇話会」が、同地域に住む人・働く人・訪れる人、誰もが「お試し」でまちづくりを体験し、一緒に考え、そこで生まれたアイデアを街で共有する「ゆるりとつながるちょっと新しいまちづくり」の始動を狙い、昨年11月に発足した。
同会では、昨年11月~今年3月を第1期とし、防犯パトロール(玉川町会)やクリーンタウン、瀬田四丁目広場緑地管理作業・きぬたまあそび村・せたがや水辺の楽校(NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク)、交通浄化(交通浄化作業部会)、公園ボランティア(世田谷区立二子玉川公園)、ecotama(エコタマ)(NPO法人玉川にエコタウンをつくる会)、通り名プレートの設置(二子玉川通り名委員会)などのまちづくり活動を行った。同会の活動をきっかけに、参加者同士による交流会「ちょいのみ会」や、まちづくり活動同士でのコラボレーションの発展もあったという。
同会事務局によると、第1期に参加した延べ250人のうち「まちづくり活動の経験のない人」は参加者全体の20%だったという。「まちづくり活動への参加の仕方がわからない人が来てくださっている。ほかに、地元とのつながりを求めている人や、別の活動を知り、横への広がりがあった人もいる」と話す。
発表会では、同会の説明と第1期に行われたまちづくり実習の報告、まちづくりのアイデアの報告を行う。最後に「ランチ懇親会」を開き、「ふたこの地ビール」と軽食の振る舞いを行う。
同会事務局の橘たかさんは「第1期は初めての活動ということもありトライアル期間だった。『活動の入り口がわからない』という参加者や、『新しい参加者をどう受け入れたらよいか分からない』という受け入れ側の両方の声を、当会ではコーディネート機能を持った『アテンド』を間に入れることでミスマッチになりがちな課題をカバーした」と話す。
「第1期の実習期間4カ月の中で見えた課題などを元に第2期は改善を加え、今までのまちづくり活動もその先に広がる新たなまちづくり活動も、無理なく継続的にアイデアを実現できる仕組みを作りたい。『まちの課題解決』『住民交流』をキーワードに見つけることができれば」と意気込む。
第2期は、4月10日から始める予定。「花みず木フェスティバル」「盆踊り」「例大祭」「花火大会」関連の実習を行うという。
開催時間は10時~13時。参加無料。