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二子玉川で「どんど焼き」 高さ15メートルのやぐら囲み、焼き餅振る舞いも

やぐら組み立ての様子(1月8日12時)

やぐら組み立ての様子(1月8日12時)

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二子玉川緑地運動場(世田谷区鎌田1)で1月15日、恒例の「どんど焼き」が行われる。

茅集めの様子(1月8日9時)

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同区鎌田1~2丁目、3丁目(一部)と宇奈根1丁目(同)の住民らで組織する「鎌田南睦(みなみむつみ)会」が多摩川の河川敷で1989(平成元年)年から毎年行っている同行事は今年で28回目。地元の竹を使ってやぐらを組み立て、正月飾りなどを「お焚(た)き上げ」し、例年1500人ほどが集まる「二子玉川の正月イベント」として地域住民に親しまれている。

当日は、10時30分に式典を行い、10時55分ごろからやぐらに点火する予定。やぐらが燃え落ちるのを合図に、竹ざおにつるした「お餅焼き」を始める。甘酒と餅、餅を焼くために使う竹ざおは無料で配布する。餅と竹ざお配布は子どもが対象。どんど焼きの火で焼いた餅を食べると「無病息災になる」との言い伝えがあり、毎年餅を楽しみに調味料やアルミホイルを持参する子どもも多い。

1週間前の8日、9時ごろから同会会員が集まり、やぐらの設営を行った。多摩川べりに群生している「茅(かや)」を束ねる作業を40人で行い、25人がやぐらの組み立てを行った。今年も合間に同会婦人部によるお茶や食事の差し入れがあり、談笑しながら一息つく場面が見られた。茅を束ねる作業は12時ごろに完了し、やぐらの組み立ては雨が降るなか、15時ごろに完了した。完成したやぐらは、約15メートルの高さとなった。

今年は27歳から83歳までの男性がやぐらの組み立てを行った。脇克仁会長は「今年は、昨年よりも高いやぐらができた。今年もみんなで協力しながら、伝統行事を継続して紡いでいく」と話す。

「お焚き上げ」する物は、当日10時までにやぐら横に設けた所定の場所で受け付ける。

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