二子玉川小学校交差点近くの通りにチーズ料理専門店「バール ア フロマージュ スーヴォワル」(世田谷区玉川4、TEL 03-6805-6399)がオープンして約1カ月がたった。
「チーズでお客さまを幸せに」をコンセプトに、フランスで最も消費されている「コンテチーズ」の産地ジュラ地方のチーズを使った郷土料理やアレンジした料理とソムリエ厳選ワインを提供している同店。
店名の「スーヴォワル」は、産膜酵母の「膜の下」という意味で、フランスジュラ地方のワインには酵母の膜の下でたる熟成した古酒のような「黄色ワイン」があり、コンテチーズと相性が良いことから名付けたという。
アンティーク感のある店内は、オーナーの谷田浩巳さん自らワインのキャップシールの廃材を使って制作した「キャップシールアート」を配置するなど、大人の隠れ家のような落ち着いた空間に仕上げた。店舗面積は、13.5坪、座席数はカウンター席、6席テーブル席8席。
メニューは、しっかりした塩味と優しいミルク感が特徴のギリシャ産のハードチーズを使った「和歌山産 鮎のコンフィ ケファログラヴィエラと胡瓜 ヨーグルトソース」(1,350円)などのオードブルをはじめ、丸ごとのコンテチーズから客が自分で削る「炭火焼きの季節野菜とコンテのリゾット」(1,950円)、カラメルのような香ばしさと凝縮されたうま味とコクが特徴という熟成ゴーダチーズを使った「雲丹の冷製カペリーニ ゴーダゴールドスターとクリームソース」(2,200円)などのリゾット&パスタなど。
メインディッシュは、フランスオーヴェルニュ地方の郷土料理「アリゴ」を、北海道十勝の共働学舎新得農場から特別に取り寄せたフレッシュチーズとマッシュポテトのみで再現した看板メニュー「十勝アリゴ」と合わせた「国産牛の炭火焼きグリルと十勝アリゴ」(3,850円)、ジュラ地方を代表する黄色ワイン「ヴァン・ジョーヌ」で煮込んだ「鶏の黄ワイン煮 コックオーヴァンジョーヌ」(2,500円~)など。コンテチーズを使い甘みと塩味が合わさった「ヴァン・ジョーヌ香るクリームブリュレ」(800円)などのデザートも提供する。
ワインはチーズに合わせて、アルプス周辺の山岳地帯のワインを中心に約150種類をラインアップする。
オーナーの谷田さんは「チーズが1番、お客さまが言葉に出して『幸せ』と言ってもらえる食材だと思う。ジュラ地方の黄色ワインとチーズの相性をぜひ楽しんでいただき、チーズで至福の時を過ごしていただければ。」と話す。
営業時間は17時~23時。火曜定休。