「二子玉川かわのまちアクション 野川ベース整備&ごはん会」が6月16日、世田谷区立多摩川二子橋公園横野川の階段護岸、通称野川ベース(世田谷区鎌田1)で開催される。主催は、まちづくり団体「一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ」。
「かわのまちアクション」は、持続可能なまちづくりを目指す同団体の公益還元事業の一つで、河川の安全な利用と、水辺環境の向上と利活用について提案・実践することを目的に展開する。
2015(平成27)年より始まり、毎年6月と11月に行われる同イベントは、近隣の子どもたちが水辺観察の授業などで活用している野川の階段護岸を定期的に除草し、土砂の除去、階段護岸の洗い流しを行い、水辺の安全な環境を整備する。今年は、昨年までの清掃活動に加え多摩川の水中のごみ拾いも実施。今まで回収が難しいとされた水中のごみを行政に回収してもらう初の試みを行う。
当日は、午前中にNPO法人せたがや水辺デザインネットワークの中西修一さんから多摩川や野川の水辺植生物の概要や非除草対象植物、水中のごみの分別、器具の取り扱いなどの説明を受けた後、階段護岸と水中の清掃作業を実施。その後、参加者全員で「水辺ごはん会」を開き、昼食を取る。昼食後、昨年から多摩川のごみ拾い活動を行っているごみ清掃ボランティアグループ「DOGs」代表の寶田隼人さんをゲストに迎え、多摩川のごみの現状や課題、今後の取り組みなどについて話してもらい、川との安全な付き合い方を参加者と一緒に考える。
同イベント担当の内野洋介さんは「子どもたちや地域の人たちが安心して憩える場所に整備するイベント。毎年親子連れの参加者も増え、地域の自然に楽しく触れて学ぶ機会となっているので、気軽に来ていただければ」と話す。
開催時間は10時~14時。参加無料(昼食付き)。定員は50人。ウェブサイトで要事前申し込み。雨天延期。