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二子玉川で「キネコ国際映画祭」 熱気球搭乗体験やアウトドアイベントも

昨年のイベントの様子

昨年のイベントの様子

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 日本最大規模の子ども映画祭「キネコ国際映画祭」が11月1日から、二子玉川駅周辺で開催される。主催は一般社団法人キネコ・フィルム。

 世界各国のアニメからアート系作品までさまざまなジャンルの「子どもたちに見せたい映画」を集め上映する同映画祭は、今年で27年目を迎え、昨年は延べ15万人の来場者でにぎわった。「子どもたちが映画を通じて世界の芸術文化を享受し、映画から夢や希望、幸せを育むことができる映画祭」「国内外より映画文化に携わる多くのクリエーターの育成、創造の場、国際交流の場として映画祭を提供すること」などを理念として運営している。

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 キネコ史上最大規模となる今回は、作品上映、ステージイベント、ワークショップをはじめ、水辺上映、熱気球飛行、アウトドアイベント、キャンプ体験など親子で楽しめる多彩なプログラムを用意。二子玉川の街全体を映画祭で盛り上げる。上映会場の一つである「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」は、上映前の歌や踊りのパフォーマンスや、ソファや色とりどりのクッションなどのデコレーションで、初めて映画を見る子どもたちが家でくつろぐような雰囲気で映画を楽しめる空間に仕上げた。

 今年は、国内外の注目作品やコンペティション作品、アニメーション、ドラマ、ドキュメンタリーなど長編・短編合わせた国内外24カ国54作品を上映。そのうち23作品は同映画祭独自の上映スタイル「ライブ・シネマ(生吹き替え)」で上映する。

 キネコ国際映画祭広報の上田芙雪さんは「国際映画祭にふさわしく、家族や友情、文化、生死などの題材をはじめ、今年は戦争、性、ハンディキャップなど 社会的なテーマに正面から向き合った作品もセレクトした。これらの作品をきっかけに親子で気づき、話し合い、考えるきっかけになれば」と話す。

 今年で12回目の参加となる同映画祭ジェネラルディレクターに戸田恵子さん、プログラミングディレクターに中山秀征さん、スペシャルサポーターに高橋克典さん、横山だいすけさん、今年から新たに加わった高嶋ちさ子さん、岩崎宏美さんが就任。

 「オープニングセレモニー」(1日17時30分~)では、中山さん、高橋さん、高嶋さんがレッドカーペットに登場し映画祭を華やかにスタート。今年60周年を迎える子ども映画祭「ズリーン国際子ども・ユース映画祭」のアーティスティック・ディレクター、マルケータ・パーシュモヴァーさんも来日し、保坂展人世田谷区長から同映画祭に「キネコ名誉賞」が授与される。

 今年初の試みとして、世界で活躍する6頭の救助犬のドキュメンタリー作品「スーパーパワー・ドッグス」を字幕なしの英語で「IMAX」上映。英語で映画を楽しむ体験を提供する。4日には、ボール遊びに夢中なゴンサロの日常を描いた「ゴンサロ」、聴覚障がいを持つ難民の男の子と国境を見張る兵隊との心の触れ合いを描いた「アー・ユー・バレーボール?」のライブ・シネマに戸田さん、中山さんが登場。同日の「ちびまる子ちゃん「まる子、さぬきに行く」の巻」では、ちびまる子ちゃんが舞台あいさつに登壇し、声優のTARAKOさんをスペシャルゲストに迎えて「真っ赤なリンゴ」のライブ・シネマを行う。

 二子玉川公園で行われる「Mizbering Theater(水辺上映)」は、フードトラックの移動販売を始めた一流レストランの元総料理長のアメリカ横断の旅を描いた「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(3日)、メキシコの祝祭「死者の日」をモチーフに、カラフルな世界観と心躍る音楽に彩られた「リメンバー・ミー」(4日)を上映する。上映開始は両日17時30分。入場無料。各日16時から整理券配布。

 二子玉川公園では、毎年人気の熱気球搭乗体験(2日~4日7時30分~、16時30分~)をはじめ、キネコ映画祭のラストを手掛ける絵本作家の立本倫子さん監修によるワークショップ、世田谷区にゆかりのある8組のアーティストやバンドによるミュージックライブ、キャンプ体験など、親子で楽しめるプログラムを用意。

 上田さんは「子どもたちに今伝えたいメッセージが詰まっている選(よ)りすぐりの作品を集めた。映画を通じて世界の国や文化、情勢を知るきっかけになれば。年齢を問わずどなたでも楽しんでもらえる内容になっているので、気軽に遊びに来ていただければ」と話す。

 会場は109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズ、二子玉川ライズ、二子玉川公園。上映・開催時間は日によって異なる。料金は、18歳以上=1,200円、3歳~17歳=700円。11月5日まで。

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