体験型ショールーム&カフェ「カミノゲンバ」 (世田谷区上野毛1、TEL 03-6809-7674)が9月16日、上野毛交番裏近く上野毛通り沿いにオープンした。運営はリライブ(横浜市)。
「幸せで快適な空間を、リフォームを通じて素早く提供する」を理念に、横浜を中心にリフォーム事業を展開している同社。「東京に拠点を持ちたい」との考えていた同社に、同テナントオーナーから飲食業ができる人を探しているとの相談を受けたことが縁でオープンに至った。副社長の竹本展子さんは「横浜のショールームでカフェスペースを設置していたこともあり、リフォームというバックグラウンドがあるからこそ、飲食業に新たな形で貢献できるのではと考えた」と話す。
コンセプトは「住まいと暮らしの憧れに出会える体験型ショールーム&カフェ」。広々としたカフェの店内は、生活に溶け込んだ形で本物の素材を見てほしいとの思いから、イチョウの木で作ったカウンターをはじめ、珪藻土(けいそうど)の壁のある四畳半の畳のスペース、インナーテラスをイメージしたエリアを設置。たくさんの観葉植物も配置し、棚にはインテリア雑誌を置くなど、ゆっくりくつろげる空間に仕上げた。席数は、カウンター席8席、テーブル席最大18席。
メニューは、「ホットサンド」「本日のブルスケッタ」(以上800円)、「平飼い地鶏卵のオムライス」(1,000円)などのフードをはじめ、同店オリジナルのコーヒー「カミノゲ・ブレンド」「エスプレッソ」(以上500円)、「自家製レモネードソーダ」(600円)などのドリンク、「コーヒーゼリー」(700円)、「デザートプレート」(1,200円)など。
カフェの奥にはリフォームの相談ができるスペースを設け、オフィスにはリフォーム専門スタッフが常駐する。今後は、料理教室や塾などへのスペース貸しや、近所の美大生の作品を展示するスペースを設置するなど、地域住民へ情報発信に力を入れる。
竹本さんは「『カミノゲンバ』を地域の人たちのコミュニティー拠点にしていきたい。カフェで憩いのひとときを過ごしたり、住まいや暮らしの夢や憧れを専門スタッフと語り合ったり、この場所を日常生活の中で自由に使ってもらえたら」と話す。
営業時間は9時~21時(オフィスは18時まで)。