春の訪れとともに桃の節句を祝う「玉川高島屋S・C のひなまつり」が2月8日から、玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)で開催されている。
今年で6回目を迎える同イベント。本館1階グランパティオ、南館6階ホワイトモールと合わせて96個の「雛(ひな)のつるし飾り」と、高さ約1.6メートルの7段ひな壇を飾る。江戸時代後期から静岡県東伊豆町稲取に伝わる「雛のつるし飾り」は、女子の健やかな成長や幸せを願い一つ一つ手作りされ、意味や決まり事を守りながら、独自の和裁細工として現在まで受け継がれ、日本三大つるし飾りの一つにも数えられる伊豆の春を彩る伝統行事。
毎年、東伊豆町が大学と連携し町の魅力発信や人材育成を目的に活動する「昭和女子大学 東伊豆町魅力発信プロジェクト」とコラボレーションして行っている。会場には、学生が手作りしたつるしびなや、東伊豆町を取材した内容をパネル展示する。
2月26日までの土曜・日曜は東伊豆町特産のカーネーションを配布するほか、「消しゴムハンコを使ったオリジナルはがき作り」などのワークショップを開く(参加無料、各回先着60人)。
18日からは「ラ・メゾン アンソレイユターブル」「365日とCOFFEE(コーヒー)」「The Veranda((ザ・ヴェランダ)」など対象18店舗で東伊豆町産のかんきつとイチゴを使ったタルト、フルーツサンド、ドリンクなどの期間限定メニューを提供する「いずのはる&紅ほっぺ」フェアも同時開催する。
同施設PRの佐川あゆみさんは「今年は久しぶりに本館1階グランパティオに飾る『7段ひな壇』を鑑賞したり、スイーツフェアのメニューを楽しんだり、華やかなひな祭りの雰囲気を楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~20時。3月3日まで。