「第18回桜新町ねぶたまつり」が9月16日、桜新町商店街(世田谷区桜新町1)で開催される。主催は桜新町商店街振興組合。
同祭は2004(平成16)年に同商店街の50周年記念事業として始まり、見る側も見せる側も一体となってみんなで楽しもうと、同商店街だけでなく近隣の学校など地域全体で開く秋恒例のイベント。今年は4年ぶりにコロナ禍での制限なしの開催となり、同パレードの踊り手(ハネト)の一般参加も復活する。
当日は、青森で制作した幅約5メートル・高さ3メートル超の「大ねぶた」1基と同祭オリジナル「サザエさんねぶた」2基でパレード運行。パレードの長さは最大約75メートルになるという。桜新町交番前から長さ約300メートルのサザエさん通りを北上し、駅前通りを回ってピーコックストア桜新町店前で折り返し、桜新町交番へ戻るコース。運行にかかる時間は1時間を予定する。
桜新町駅の西口と南口には、ステージを特設。都立深沢高校の軽音楽部や和太鼓部が演奏を披露するほか、地元のバレエ教室やフラダンス、ヨガ、バトンクラブのパフォーマンスなども用意する。サザエさん通りや駅前通りには、地元の35店舗が出店し、フードやドリンクなどの販売を行う。ハネト衣装の貸し出し(1着=3,000円)は、同商店街事務所(桜新町1)で15日まで行っている。イベント当日は区民集会所で着付けのサービスも行う。
商店街事務員の吉池拓磨さんは「今年は警備の人数を増やして混雑緩和に努め、より安心安全に楽しんでもらえる祭りにしていきたい。4年ぶりにハネトも復活するので、ねぶたを楽しみながら商店街の店や出店にも足を延ばしてもらえれば」と話す。
ねぶたのパレード運行時間は19時~20時。雨天決行。サザエさん通りは15時から21時まで歩行者天国にする。中学生以上のハネト参加にはハネト衣装の着用が必要(小学生以下は浴衣、甚平での参加可)。