ローソンのウオークスルー決済店舗が10月18日、二子玉川駅(世田谷区玉川2)の構内にオープンした。運営は、ローソン(品川区)、東急(渋谷区)、東急ストア(同)。
オープンしたのは「ローソンS Lawson Go +toks(ローソン ゴー プラス トークス) 二子玉川店」。ローソンと東急が共同で開発した駅型コンビニエンスストア「Lawson +toks」の新業態となる同店はウオークスルー決済の実証実験店舗。駅構内における買い物時間の最短化と店舗運営の効率化を狙う。来年3月14日まで期間限定で営業し、客の利用状況を検証した上で、今後の拡大を検討するという。
店舗面積は約12坪。おにぎり、サンドイッチ、サラダチキン、ソフトドリンク、菓子などを需要が多いと見込まれるアイテムを中心に約380アイテムをラインアップする。
導入するウオークスルー決済システムは、NTTデータとCloudpick(クラウドピック)が共同開発した「Catch & Go(キャッチアンドゴー)」。店内に設置したカメラで客の動きを確認し、商品が置かれた棚の重量センサーと合わせることにより、客がどの商品を幾つ手に取ったかをAIが判別する。入店には、LINEのLawson Go公式アカウントに決済手段を設定すると表示される入店用QRコードが必要。店舗のゲートにかざして入店し、欲しい商品を手に取って退店すると自動的にキャッシュレス決済が完了する。
東急の生活サービス事業部リテール戦略グループ主事の福原真成さんは「丁寧な接客などリアルで温かなコミュニケーションが求められる店もあれば、オフィスや駅など、できるだけ早く買い物を済ませたい客に向けた利便性が求められる店もある。5秒から30秒程度の短い滞在時間で、効率良く買い物ができるので気軽に利用して新たな買い物体験を楽しんでもらえれば」と話す。
営業時間は7時~20時。