
「用賀サマーフェスティバル2025」が8月23日・24日、「世田谷・用賀のくすのき公園」(世田谷区用賀4)で開催される。主催はNPO法人「neomura(ネオムラ)」(世田谷区瀬田5)。
2005(平成17)年に、「あふれるエネルギーを自分たちの地元へ注ぎ、街をもっとエネルギッシュにしたい」と、地域にゆかりのある大学生が中心となって運営委員会を立ち上げ、今年20周年を迎える同イベント。昨年は約1万2000人の来場者でにぎわった。
今年のテーマは「用賀ブレンド~まちと、まざろう~」。同イベントを立ち上げた「neomura」代表理事の新井佑さんは「用賀サマーフェスティバルは学生たちのやりたいことをかなえる場として始まったが、20周年を機に運営体制をこれまでの『学生主体』から地域住民を中心とした『まち主体』へと大きく転換した。今年のテーマには、用賀に暮らす人が自分ごととして祭りに関わり、役割を超えて混ざり合うことで、『誰かのまち』ではなく『私たちのまち』になることへの思いを込めた」と話す。
当日は、運営委員が自宅で40,年以上作り続けているマーマレードを使った「特製かき氷」やミニお好み焼き「ワイワイ焼き」、「焼きそば」をはじめ、「用賀神社(ジンジャー)サワー」「用賀カクテル」「用賀梅シソサワー」などのオリジナルドリンク、飯田果樹園のワイン、ふたこビールなど地域ゆかりのドリンクを提供する店が18店出店する。今年もイベントエリアの飲食などで使える地域通貨「用賀ワイワイコイン」を導入する。
りねん&こゆきさん、さくらだモンスターのしょっぴーさんが司会を務めるメインステージでは、ダンスチーム、バンド、キッズグループなど30組以上の地元にゆかりのある出演者のパフォーマンスを用意する。24日は「用賀サマーフェスティバル オリジナル盆踊り」も予定する。
キッズエリアでは、用賀の児童館に通う子どもたちがデザイン・制作した魚を使った魚釣り、スーパーボールすくい、うちわ作り、駄菓子屋、射的のほか、用賀について学べるクイズラリーも用意する。
新井さんは「20年前、自分の個人的な思いから始まった用賀サマーフェスティバルが、地域の皆さんと一緒に作り上げる『まち主体』のお祭りにまで成長した。『混ざり合った方が絶対楽しい』をテーマに、主催者と来場者の垣根を越えて、みんなでブレンドしながら楽しい夏の思い出を作れたら」と話す。
開催時間は15時~20時30分。雨天決行、荒天中止。