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瀬田のインターナショナルスクールで復興支援チャリティー、ぬいぐるみ販売へ

販売するぬいぐるみとディミュジオ校長

販売するぬいぐるみとディミュジオ校長

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 世田谷・瀬田のインターナショナルスクール「St.Mary’s International School(セントメリーズ)」(世田谷区瀬田1)が、被災した気仙沼を支援するプロジェクト「Kesennuma Relief Effort(気仙沼リリーフエフォート)」に取り組んでいる。

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 3月の震災後、津波を生き延びた気仙沼在住のカトリックの女性から発せられたSOSをキャッチした同校の女性教師が学校内に呼び掛けたところ、日用品、衣類、タオル、飲料など段ボール300箱分もの物資が集まり、父兄が勤める輸送会社DHLの大型トラックを使って寄贈が実現した。5月には毎年恒例で行われている学園祭の収益の全額1,000万円以上を学校が赤十字を通じて寄付、6月には「夏服が無い」という依頼に再度寄贈品を持ち寄り、集まった衣類を送るなど学校全体で支援を続けてきた。送られた物資は女性や教会などを通じて各家庭や避難所、教育施設などへ届けられているという。

 震災から半年を過ぎた今、「物資を送るには輸送手段の調達も必要なため、効率よく支援を続けるにはどうしたらよいか」と教師らとコミッティーメンバーの父母らが話し合い、各家庭や父兄が勤める企業からの寄贈品を販売し、その収益を気仙沼へ贈る活動へと進化した。

 10月1日に開催される女子校の姉妹校「清泉インターナショナルスクール」(瀬田1)の文化祭ではチャリティーブースを出し、在校生の父兄のぬいぐるみ企画・製造会社「Nao’s Stuff Inc.(ナオズ スタッフ)」(台東区)から寄付されたぬいぐるみ2000個以上を販売、その売り上げを被災地へ送る予定。ぬいぐるみは全て新品で、テディベアや犬、羊、などで大小さまざま。大きいものは1メートルを超えるものもあるという。

 コミッティーの一員で音楽教師の大野さんは「父兄らの厚いサポートに助けられてこのような支援が実現している。皆さん『何かできることはないか?』と自分事として気に掛けてくれ、アクションも非常に早い」と話す。ぬいぐるみの販売については、「よいものが安く手に入り、買った人もうれしく、お金を送ることで被災地の人たちは自分たちが必要なものに換えることができる、という循環型の支援」とも。

 清泉インターナショナルの文化祭は10時~16時。チャリティーブース以外にも20カ国がブースを出し各国の料理やドリンクなども提供する。入場無料。詳しくはホームページで確認できる。気仙沼リリーフエフォートに関する問い合わせは同プロジェクト(kresmis2011@hotmail.co.jp)まで。

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