東京急行電鉄が東急不動産やイッツ・コミュニケーションズと共に提供する「ミルシー&サイネージネットワーク」が、2011年度グッドデザイン賞(コミュニティー・地域社会のデザイン)を受賞した。
「ミルシー&サイネージネットワーク」は、同社などが販売する「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」の居住者と二子玉川の地域社会をつなぐさまざまな情報を取得できるシステム「ミルシー」と、商業施設「二子玉川ライズショッピングセンター」の来訪者に二子玉川の街の情報を提供するシステム「サイネージネットワーク」を合わせた総称。
サイネージネットワークは、同SC内に16面マルチディスプレー、タッチパネル式ディスプレー14台のデジタルサイネージを設置し、通常の施設案内型のコンテンツのほか、「見て・触れて楽しむ」バーチャルフィッティングや、一般募集した素材をコンテンツに活用するなどの参加型のインタラクティブコンテンツなどを開発・提供している。
「高齢者から小さな子どもまで、全ての人を対象に、必要な情報が必要な時に必要な場所に届くという情報インフラのかたちがデザインされており、未来の当たり前が、今ここに具現化されている」という点が評価されたという。