「日本語」教科実施の世田谷で親子俳句会-俳人・堀本裕樹さんが主宰

昨年8月に開催された第1回「おひさま句会」の様子

昨年8月に開催された第1回「おひさま句会」の様子

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 二子玉川の自然食品カフェ「万巽(まんそん)カフェ」(世田谷区玉川2)で4月5日、俳句会「おひさま句会」が開かれる。

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 主宰は「第2回北斗賞」(「文學の森」社主催)を受賞した俳人の堀本裕樹さん。2011年より同カフェで平日夜に月一度「たんぽぽ句会」も開くほか、二子玉川商店街振興組合主催の「アート&マート俳句大賞」選者で、地域のフリーペーパー「フタコノオト」で「二子投句」欄も連載している。同句会は、毎回設定する兼題(テーマ)に沿い各参加者が事前に投句し、当日皆で鑑賞し合う形式で行われる。

 「おひさま句会」は春休みの昼間に開催。「たんぽぽ句会」の参加者からの「親子で楽しめる句会を」という要望で実現した。もともと江東区内の小学校で俳句の授業を毎月行い、「子どもたちへの指導には定評がある」堀本さん。昨年8月の第1回句会には4歳~7歳の子ども7人と保護者5人が参加、子どもたちから「普段は照れくさくて伝えられない気持ちを句に乗せて伝えられた」「お母さんの句が好き」などの声が寄せられたという。

 世田谷区は2004年に内閣府から「日本語教育特区」認定を受け、2007年度より同区内の全小・中学校で「日本語」教科を実施。堀本さんは「ぜひともこの地でも俳句を通し日本の自然の美しさと言葉の豊かさを伝えたい」と意欲を見せる。「当句会は普段子育てなどで忙しいお母さんが子どもと一緒に参加して、豊かな日本語やお互いの心に触れる場。たった17音の中に、さまざまな思いを込めて、あれこれ意見を交換し共感し合える。初心者も大歓迎」とも。

 開催時間は12時~14時。参加費は、大人=3,600円(昼食代込み)、子ども=750円(昼食代実費として)。先着8組定員。問い合わせと申し込みはアドライフ(haiku@advlife.com)まで。

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