長谷川町子美術館(世田谷区桜新町1、TEL 03-3701-8766)があり、「サザエさん商店街」として知られる桜新町商店街で3月25日、サザエさん一家の銅像の除幕式が行われた。
今回建てられた「磯野家」一家の銅像は、昨年サザエさんが生誕65年を迎えたことから、「長谷川町子美術館とのさらに深い信頼関係と商店街の振興を目指し建設が決まった」と同商店街振興組合の坂口賢一理事長。世田谷区、東京都からの製作費の支援を得て実現した。
銅像の設置は、桜新町駅出口の3カ所とサザエさん通りの交番前の計4カ所。サザエ(3体)、カツオ(2体)、ワカメ(2体)、タラ(2体)、マスオ、波平、フネの全12体で、「歩行者の安全に配慮したデザインを心掛けた」という。
25日13時から西口付近で行われた除幕式会場近くでは、銅像完成を伝える「スポーツ報知」の号外が配布された。川口淳二同館長や保坂展人世田谷区長のほか、歌手の水前寺清子さんら多数の来賓が出席。さらに、報道陣も多数集まる中、サザエさん、マスオさん、波平の着ぐるみが初登場し、会場付近は一時騒然となった。
坂口理事長は「桜新町商店街はサザエさん一家が、今にもヒョイと出て来そうな素朴な商店街。これまで以上に散策を楽しみながら買い物をしてもらえれば」と来街を呼び掛けた。