二子玉川の日帰り温浴施設瀬田温泉「山河の湯」(世田谷区瀬田4、TEL 03-3707-8228)で5月13日、恒例の庭園「バラ風呂」が始まった。
水戸徳川家の元別邸だったという約4000坪の敷地を持つ同施設。庭園には四季折々の花が植えられており、毎年5月に見頃となるバラを摘み、「スパキューピッド」と呼ばれる混浴展望露天風呂に浮かべる。バラの種類は、「羽衣(はごろも)」というピンク色で芳香性のよい品種で、同温泉の庭園のフェンスに絡みついた枝一杯に花径10センチほどの花を咲かせるという。
1回目となった13日には30人ほどの入浴客らを楽しませた。支配人の永島さんは「ピンク色のきれいな花びらが、塩分の強い瀬田温泉の温泉水に漬かると1時間ほどで透明になっていく。五月晴れのなか、バラの香りや色の移ろいを楽しみながら入浴していただければ」と話す。
期間中の日曜の14時ごろにバラの花を浮かべる。雨天中止。営業時間は10時~23時(スパキューピッドは18時まで)。入館料は、大人=2,300円、6カ月~小学生=1,200円。5月末ごろまで(バラの季節が終わるまで)を予定。