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多摩美大・小中学生向け夏期講座「あそびじゅつ」、応募受け付け開始

昨年の講座の様子

昨年の講座の様子

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 多摩美術大学生涯学習センター(世田谷区上野毛3、TEL 03-3702-9868)が開催する小中学生対象の夏期講座「好奇心の学校・あそびじゅつ」の応募受け付けが始まった。

「あそびじゅつ」多摩美大上野毛キャンパス正門

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 「あそびじゅつ」は2001年5月に同校の生涯学習プログラムの一つとして開講。毎月1~2回(土曜)と夏休みなど長期休みに、主に同校上野毛キャンパスの施設内で行われている。2010年度までに約400講座を実施、総受講者数は延べ1万3000人を数える。世田谷区以外の首都圏からの参加も少なくないという。

 夏期講座は「親子学級」で行く工場見学ツアーや同校の美術館や八王子キャンパス内のスタジオなどの施設・設備を使うクラスがあり、学外から招いた専門家も講師を務めるのが特徴。昨年度は7月22日から9月10日の期間中に全15講座を開き、591人が受講した(応募総数は1474人)。応募ははがきによる抽選制で人気のクラスは倍率が8倍に上ることもある。

 「あそびじゅつ」の企画・立ち上げを担った同プログラムの講師で同校美術学部芸術学科の海老塚耕一教授は、「いろんなものが生まれている、そんな場所が『あそびじゅつ』」と話す。「みんなの夢がかたちになって、いろんな世界が広がって、いろんなおしゃべりをしている。難しいことに挑戦するのも大切だけど、当たり前のことも本当は面白い。少し見方を変えたなら、そこは知っているようで知らない世界。そんな世界の冒険にみんなで一緒に行きたいなと思っている」とも。

 本年度は7月24日から8月25日に全16講座を開く。「『修復』ってどんなこと?」(7月24日、上野毛キャンパス)、「つぶつぶつくって、絵にしよう」(同25日、上野毛キャンパス)、「親子学級・絵の具工場探検隊」(同26日、埼玉県朝霞市「クサカベ」本社工場)、「きみがつくるバナナの布ってどんなもの?」(同28日、八王子キャンパス)、「赤で描こう、青で描こう、黄で描こう、赤青黄で描いてみよう、夏の一日」(30日、上野毛キャンパス)、「金属とあそぶ、おもしろ世界」(8月1日・2日、上野毛キャンパス)、「どんなかたちになるのかなやわらかいガラスって」(8月3日・4日、八王子キャンパス)、「大きなカメラの不思議な世界」(8月8日・9日、上野毛キャンパス)、「石こうときみはお友だち、それとも…」(8月6日、多摩美術大学美術館)、「墨とあそぶ白黒世界」(8月24日、上野毛キャンパス)など。

 開講時間、場所、対象学年、定員、参加費と応募締め切り日は各講座によって異なる。申し込みと問い合わせは生涯学習センターへ。

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