用賀駅そばの田中橋近くに6月15日、シングルオリジンのコーヒーを提供するカフェ「Woodberry Coffee」(世田谷区玉川台2、TEL 03-6447-9218)がオープンした。
「シングルオリジンコーヒー」とは生産国、生産地域、生産処理方法が明確で他の豆とブレンドされていないコーヒー豆のこと。「その土地のその年にしかない風味と特性を味わってほしい」と話すのは店主の木原武蔵さん。
木原さんは米国大学留学中に家庭の事情で一時帰国した後、下北沢のカフェに8カ月間勤務。学業の継続よりも起業を決意し自己資金で開業したという。桜町小学校、瀬田中学校の卒業生で用賀になじみが深く、自宅からも近い同所で「生活の一部としておいしいコーヒーを楽しめる『集会所』のようなカフェ」を目指す。
店内の中心の壁に大きく飾られたノーマン・ロックウェルの「liberty girl(Rosie to the Rescue)」の絵が大好きという木原さん。20席を用意する11坪の店内は「アメリカ風」に仕上げた。「この絵のようにいろいろな物を背負って前へ進む、『ごちゃごちゃ』で『自由』な雰囲気のお店にしたい」と話す。
メニューはシングルオリジンコーヒー(450円)、エスプレッソ(350円)、コーヒー・アメリカーノ(S=350円、T=400円)、カフェラテ(同400円、同450円)、カプチーノ(400円)。コーヒー以外に「季節のフルーツのブレンドスムージー」(550円)、コカ・コーラ、ドクター・ペッパー、ルートビア(以上300円)と、ビールやグラスワインなどアルコール飲料各種。サンドイッチ(620円~)とケーキ(550円~)各種、おつまみなども用意する。10時から15時までの「ランチセット」(870円)にはサンドイッチ、スープ、コーヒー(ホットまたはアイス)が付く。テークアウトにも対応する。
営業時間は11時~22時。店内禁煙(テラス席は喫煙可)。店内でWi-Fiと電源を無料で利用できる。