連日の猛暑が続く中、世田谷区桜新町駅前通りの「手打ちそば・炭火焼ダイニング 五大」(駒沢3、TEL 03-3410-8929)が提供する日光の天然氷を使った「天使の羽のような」かき氷が人気だ。
建物2階にある同店は、1階のビアガーデン、3階「焼肉韓々」と共に小澤聰さんが経営する。日光が好きで同市内今市にあるカフェ&ダイニングバー「珈茶話(かしわ)」に通ううちに同地の天然氷を使ったかき氷に出合い、そのおいしさを自分の店でも紹介したいと提供を決めた。
天然の寒さで凍らせた天然氷は、昔から採氷の名産地だった日光の山からの伏流水を引き込んだ採氷池で3週間ほどかけてじっくり凍らせ、その間表面に積もる雪などを手で取り除く伝統的な手法で作られている。氷にはミネラルが多く含まれ、ほんのりとした甘みと透明度に定評があるという。
同店ではその希少な日光の天然氷を「特別に」仕入れ、専用のかき氷機を導入し小澤さんが同地で出合った味を再現した。氷の重量は約100グラムで高さは約12センチ。7月から提供を始め、客からは「天使の羽みたいにふわふわ」「口にしても頭にキーンと来ない」などと好評だ。
味は「いちご」と「宇治金時」の2種。手製のいちごのシロップには特にこだわり、「とちおとめ」を使用し果汁たっぷりにジャム化させたもの。いずれも680円。小澤さんは「平日13時以降はかき氷のみのカフェ利用でのご来店も歓迎している」と話す。かき氷は秋ごろまで提供する予定。
営業時間は11時30分~24時(ランチタイム=日曜・祝日を除く11時30~17時)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。