玉川高島屋S・C（世田谷区玉川3、03-3709-2222）で10月3日から、「体験がいっぱい！秋のワークショップウィークス」が開催されている。昨年10月の第1回開催から、春と秋に実施しているもので、今回が3回目。

簡単な材料でクラフト作りが楽しめる

　各店舗、趣向を凝らしたワークショップを展開、毎日の暮らしに役立つプロのアドバイスや相談会などを開催するライフスタイル分野、美容のコツや健康情報が詰まったビューティー＆ウェルネス分野、気軽に参加して新しい世界を広げられるスタディー分野の3つで構成。参加店舗は回を重ねるごとに増え、今回は63を数える。

　「冬に向けて体と心のケアを意識したイベントが目立つ」と同S・C広報担当の山川夏穂さん。「参加者が自ら手を動かすイベントが多いのも今回の特徴」という。初参加となる南館4階のアフタヌーンティー・リビングでは、25日に「ラ・コロリスト」のリースキットを使ったクリスマスのリース作りが体験できる（参加費3,150円）。体験型イベントを開催しにくいといわれる飲食店からも、南館10階の「ISOLA vi dedica la sua splendida TRATTORIA Vicino al fiume」が初参加。15日に、まき窯を使った本格ピザ作りをピザ職人と共に体験しながら、コースを食べる「ナポリ・ピッツア体験会」を開催する（ドリンク・前菜・手作りピザ1枚・ピザ職人の焼いたピザ・ドルチェのコースで3,500円）。

　毎回人気があるのは、南館5階の「ライカカメラ」で開かれるライカM型カメラの体験セミナー（参加費1,000円、今月28日まで）。日頃手にする機会が少ないとあって、カメラ愛好家らに人気だ。同館3階の銀座・伊東屋では、17日・24日の各水曜に開催されるクラフト工作の「Make＆Take教室」も、子どもも参加できるイベントとあって親子連れが多く訪れる。「クラフト人気が高まっているが、本格的なものを作ろうとすると、材料も時間もそろえるのが大変。身近なものでも作って楽しめる、ということを知るきっかけになれば」と同店スタッフの永井春菜さん。

　従来から顧客と店のパイプを大切にしてきた同S・C。「お店の持っている知識をより広く提供し、親しみを持ってもらおうと始まった」のがこのワークショップ。「これまでハードルの高かったお店の入り口に立つきっかけになれば」と山川さん。

　営業時間は10時～21時。イベントの開催日時確認や参加申し込み、問い合わせなどは各店舗まで。