二子玉川で27年間営業を続ける生花店「メゾンフルーリ」(世田谷区玉川3、TEL 03-3700-8790)が10月1日、玉川高島屋本館裏の二子玉川商店街へ移転し新装オープンした。
同店の前身は、1972(昭和47)年にパリでフランス式花あしらいを学んだ野口美知子さんが世田谷区桜新町で開いたフラワーアレンジメントスタジオ。1985(昭和60)年に二子玉川へ移転後、ショップを併設して営業を開始。フランス語で「花の咲く家」を意味する店名にし、「パリの花」をコンセプトに据える。
今年7月まで玉川高島屋西館脇バス通り沿いの路面店で営業していたが、街の再開発事業に伴い街の人の流れが大きく変わり、同店前の人通りが急激に減ったことから移転を決めたという。
「以前は店前のディスプレーを車内から見て立ち寄る客が多かったが、移転してからは自転車、ベビーカーを押しながら徒歩で通りがかりに訪れる人が増えた」と話す店長の斉藤友里さん。商品の仕入れや価格の方針に変更は無いが、店前のスペースにブーケなどのサービス品(525円~)の種類と数を増やしたところ、「気軽に購入していただく男性のお客さまが増えた」という。
街の風景の一つとして「店全体から季節感を感じてもらえるディスプレー」を心掛けている同店。斉藤さんは「この時期ならバラがおすすめ。一重のバラや香りの良いバラ、今でなければ入らないバラをお得に提供している」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時30分~20時(日曜・祝日のみ18時まで)。