成城コルティ(世田谷区成城5)2階のカフェダイニング「エルヴェ」で11月17日、三省堂「暮らしカフェ」が開催される。主催は三省堂書店成城店(世田谷区成城5、03-5429-2401)。
暮らしに身近なテーマを取り上げ、専門家と一般がお茶を片手に気軽に語り合える場として始まった「暮らしカフェ」。今回はお茶の水大学教授の徳井淑子さんを講師に迎え、「暮らしの中のヨーロッパの色-黒の流行とクロモフォビアの歴史-」と題し、生活の中で色が果たす役割などについて語り合う。
書店でのこうした取り組みは、イギリスとフランスで始まった「サイエンスカフェ」が有名。三省堂書店でもすでに数店舗で開催しているが、成城店では衣食住と教育をメーンに、専門家と一般が同じ目線で語り合うことを目的に新しい取り組みとして同イベントを展開している。これまでに「江戸庶民から学ぶ食の知恵」「家の手伝いをする子は勉強がよくできる」など、暮らしの中の現象を取り上げてきた。
会場として同じコルティ内のレストランを借り、コーヒー・紅茶・オレンジジュースなどを片手に講師の話を聞く。専門家との間には、コーディネーターとして新聞社の生活情報担当者を立て、難しい専門用語などを解説する。
「成城店が実用書や暮らしに関する本の人気が高いことから始まった取り組み。専門家と交流できる絶好の機会なので、本を読むだけでなく、ぜひイベントにも参加して視野を広げてほしい」と星ノ谷秀一店長。「リピーターが増え、暮らしカフェが成城店の代名詞にもなるようなイベントとして根付かせていきたい」と意気込む。
書店の営業時間は10時~21時。イベントは15時~。参加費は500円(ワンドリンク付き)。申し込みは同店とホームページで受け付けている。