世田谷区弦巻の世田谷区立教育センター(世田谷区弦巻3、TEL 03-3429-0780)で1月11日に「天体観望会」、翌12日に「プラネタリウム星空CDコンサート」がそれぞれ開催される。
11日の観望会では、同センター内のプラネタリウムで当日の星空を事前学習した後、屋外に出て20センチ反射望遠鏡で「木星・プレアデス星団・オリオン座大星雲」を観測、空気の透明度の目安となるプレアデス星団の星の数を、肉眼で計測もする。12日には、星空に合わせて選曲されたエンヤの歌声を聴きながら、プラネタリウムで満天の星空を鑑賞する。当日の夜の星空の解説もある。
同プラネタリウムは2010年5月にリニューアルし、世界最多の1億4000万の星の数を見ることのできる光学式投影機「ケイロン」を導入した。星は18等級まで映し出すことができ、360度映像が投影される。高さ10メートル、直径15メートルほどのドーム内には140席を完備し、バリアフリーに対応しているほか、聴覚障がい者向けに字幕付き投影プログラムも用意している。
同センターは、平日は世田谷区内に64校ある小学校の生徒たちや、保育園、幼稚園児たち向けの天文学習を行っているため、一般に公開されるのは土曜・日曜・祝日や学校の休校期間。毎月第2・4土曜の夜(3月、12月を除く)にはCDコンサートを実施しているほか、3月と12月にはプラネタリウム内でハープやクラリネットなど実際の楽器が奏でる音楽を聴けるプラネタリウムコンサートも開催。星に親しめるよう、子ども向けの投影プログラム「ちびっこタイム」などを設けている日もある。
「区外からの来場者や、リピーターの方も多い。小さなお子さまから高齢者の方まで、楽しんでいただけるよう、選曲や解説にも工夫を凝らしているので、ぜひ家族連れで星を楽しみに来てほしい」と同センターの玉川裕子さん。
観望会は18時~19時30分(雨天・曇天は中止)。先着140人(30分前から整理券配布)、参加無料。CDコンサートは18時30分~19時30分。先着140人(当日9時から観覧券販売)。参加費は、大人400円、小中学生100円、小学生未満無料。両日共に小学生以下は保護者同伴。